手づくりオーディオで聴く JAZZ

1960年代の後半、BEATLESがまだ現役だった頃に、初めてアンプを作った。ときどき火がつく。

6384pp 測定と調整

2014年11月09日 00時37分01秒 | 真空管アンプ

6384pp の構成は

初段が EF184の三結 ---  6FQ7 (ムラード型位相反転)  -- 6384  となっている。

裸利得が約43dBで、NFが12dBほどかかっていて 仕上がりは約31dBだった。

NF抵抗には180pFのディップマイカを並列に入れている。聴感で決めただけで

特にオシロで波形を見た訳ではない。古いシンクロなので調子が悪いため

押入れの中だ。

さて、気になっていた高域の歪感の原因は、どうも位相反転がうまく行って

いない気がしていた。なので、どれ位まで増幅しているのかをチェックしてみた。

初段は1Vの入力を加えると39Vが出る。50Vで頭打ちだ。かなり優秀だ。

これが6FQ7の出力となると、0.8V入力で50Vの出力で頭打ちなっていた。

もっと上へ延すべく6FQ7の供給電圧を上げることにした。カソード抵抗も

15Kから13Kにして電流を増やした。その結果上側のユニットは、80Vまで

出るようになった。下側は負荷抵抗を上のよりも増やしてみたが 65Vまでしか

出ない。まあ、あまり感度の良くない6384だが、60Vもあれば十分だろう。

ということで、音を出してみたら随分よくなった。

気になっていた ノラ・ジョーンズの高域の声がスッキリと聴こえるようになった。

 

 


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