手づくりオーディオで聴く JAZZ

1960年代の後半、BEATLESがまだ現役だった頃に、初めてアンプを作った。ときどき火がつく。

DYNAUDIO 20W75を鳴らす その2

2015年12月10日 00時55分51秒 | スピーカー


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 先の日曜日にレイアウトを変えて以下のような配置になった。



Subウーファーと一緒に並べるとどうもうまくバランスが取れないので、いわゆるセンターSP的な
配置とした。左右のSP群との間にはパーツ置きのためのラックがあり、その下段にちょうど
Subウーファーが2台収まるスペースが取れた。
 この際、3D方式としてSubウーファーを1台にすることも考えられるが、それはもう少し検討
することにしよう。

さて、音の方はなかなかいい感じだが試してみたいことは
(1)組み合わせるツイター BMS 4540ND とScan Speak D2904 との違い。

 ・BMS 4540ND の場合

   長年聴き馴染んだ JBLのLE375やLE85程の 強烈なホーンドライバの音ではないが、
  2.5khz~ を全てカバーしながらちゃんと鳴る。全体のまとまりとしては、以前の
  大型SPのときよりも良いと思える。低域の迫力とか部屋中をドライブするような音では
  ないが、常識的な音量では、もう十分なレベルの音だ。
  特筆すべきは、楽器間の定位感がとても良いことだ。それと楽器の定位が揺れないこと。
  3Wayでやっていたときは、Vocalやドラムなどが発する音の高低により左右に揺れることがあった。
  今は VOCALはピタリとセンターに定位し、高音域でも揺れたりしない。
  特にドラムのシンバルがちゃんと定位するので気持ちが良い。

  弦楽四重奏も同じ様に定位感が安定するので、気持ち良く聴ける。

  オーケストラは、ちょっと高域で苦しい気もする。超高域がカバーされていないからか、少しうるさくなる。
  ステージが丁度目線より少し下の席に居て 高音部の音が頭より上から注いでくる感じか。

  Jazzのピアノ・トリオや、Vocalものは とてもいい感じで鳴る。

 ・Scan Speak D2904

  オーケストラは、高音部の音が グッと良くなる。会場での席の位置が上がり、全体が見渡せる位置で
  聴いている感じだ 音は眼の前に広がる。悪くない。

  が、Jazzのピアノ・トリオや、Vocalものは ちょっと細身な音になる。ピアノがアップライトに変わった
  感じとでも言えるだろうか。音の厚みが薄れる感じ。たぶんこれは、一つのSPシステムでは解決できないのだと思う。


ということで、当分は BMS 4540NDを常用することにしよう。

(2)バスレフ・ポートの調整

 数日前からバスレフ・ポートを調整している。
 これが、思っていたよりも 微妙であることを今回実感している。

 ネット上にあるエンクロージャー設計用のアプリを使って、今回は箱の大きさなどを計算してみた。
 バスレフポートも一応それに則り調整している。が、これがなかなかおもしろい。
 バスレスポートは、低音域の出方を調整するものという気がするが、専門家は中域の出方を
 調整するのだと言われる。少しはわかる気がしていたが、今回は、まさにそのことを体感している。
 
 まず、低域が出るようにと長さを調整できるようにしてポートを作り、長くなる方向で調整してみた。

 低域もまずまずの感じがしていたとき ある点で ピアノの左手でコードを刻む音がやけに飛び出して
 聴こえたりした。 Vocalでも 急にバックコーラスが浮くように聴こえたりして 驚いた。
 今まで体験したことがなかった。

 どうやら ポートが長すぎたのかも知れない。

しばらく、これに付き合ってみよう。


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