<< DYNAUDIO 20W75を鳴らす その2 >>
先の日曜日にレイアウトを変えて以下のような配置になった。
Subウーファーと一緒に並べるとどうもうまくバランスが取れないので、いわゆるセンターSP的な
配置とした。左右のSP群との間にはパーツ置きのためのラックがあり、その下段にちょうど
Subウーファーが2台収まるスペースが取れた。
この際、3D方式としてSubウーファーを1台にすることも考えられるが、それはもう少し検討
することにしよう。
さて、音の方はなかなかいい感じだが試してみたいことは
(1)組み合わせるツイター BMS 4540ND とScan Speak D2904 との違い。
・BMS 4540ND の場合
長年聴き馴染んだ JBLのLE375やLE85程の 強烈なホーンドライバの音ではないが、
2.5khz~ を全てカバーしながらちゃんと鳴る。全体のまとまりとしては、以前の
大型SPのときよりも良いと思える。低域の迫力とか部屋中をドライブするような音では
ないが、常識的な音量では、もう十分なレベルの音だ。
特筆すべきは、楽器間の定位感がとても良いことだ。それと楽器の定位が揺れないこと。
3Wayでやっていたときは、Vocalやドラムなどが発する音の高低により左右に揺れることがあった。
今は VOCALはピタリとセンターに定位し、高音域でも揺れたりしない。
特にドラムのシンバルがちゃんと定位するので気持ちが良い。
弦楽四重奏も同じ様に定位感が安定するので、気持ち良く聴ける。
オーケストラは、ちょっと高域で苦しい気もする。超高域がカバーされていないからか、少しうるさくなる。
ステージが丁度目線より少し下の席に居て 高音部の音が頭より上から注いでくる感じか。
Jazzのピアノ・トリオや、Vocalものは とてもいい感じで鳴る。
・Scan Speak D2904
オーケストラは、高音部の音が グッと良くなる。会場での席の位置が上がり、全体が見渡せる位置で
聴いている感じだ 音は眼の前に広がる。悪くない。
が、Jazzのピアノ・トリオや、Vocalものは ちょっと細身な音になる。ピアノがアップライトに変わった
感じとでも言えるだろうか。音の厚みが薄れる感じ。たぶんこれは、一つのSPシステムでは解決できないのだと思う。
ということで、当分は BMS 4540NDを常用することにしよう。
(2)バスレフ・ポートの調整
数日前からバスレフ・ポートを調整している。
これが、思っていたよりも 微妙であることを今回実感している。
ネット上にあるエンクロージャー設計用のアプリを使って、今回は箱の大きさなどを計算してみた。
バスレフポートも一応それに則り調整している。が、これがなかなかおもしろい。
バスレスポートは、低音域の出方を調整するものという気がするが、専門家は中域の出方を
調整するのだと言われる。少しはわかる気がしていたが、今回は、まさにそのことを体感している。
まず、低域が出るようにと長さを調整できるようにしてポートを作り、長くなる方向で調整してみた。
低域もまずまずの感じがしていたとき ある点で ピアノの左手でコードを刻む音がやけに飛び出して
聴こえたりした。 Vocalでも 急にバックコーラスが浮くように聴こえたりして 驚いた。
今まで体験したことがなかった。
どうやら ポートが長すぎたのかも知れない。
しばらく、これに付き合ってみよう。
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