姉妹の絆 ー第二部ー 14
「あのね、姉さん?
ボイス騒動も、いいけれど、
写真は、どうしたのよ? 写真は?」
「へっ、写真……?」
「そうよ! だいたい、
初めにする事でしょう?
写真の交換ぐらいは……?」
「……でっ……でも……」
「ああ~、なるほどね!
顔やスタイルに、自信がなくて、
まだ送ってないのね?
Gさんには……さあ?!」
「……まっ……まあね……?」
「姉さん? それで、
本気な恋してる……つもりなの?」
「だって……Pちゃん……!?」
「だってじゃないのよ! 姉さん!
Gさんに……写真が欲しいと……
手紙に書いた事……ないの?」
「…………」
「ないのね?
こちらのが、欲しいと言われるのが
怖くて……書いてないんでしょう?
姉さんは……?」
「…………」
「声の前に、相手の顔ぐらい、
確認しなさいよね! たっく……!?
ブ男だったら……どうするのよ?」
バッと、その時、
姉はどこからともなく、
一枚の写真を、私に
差し出していたのよね?
「はあ~? 何、この写真は……?」
「猫よ! 私のお気に入りの
ぬいぐるみの……銀ちゃんのね!」
「まさか、これが、Gさんとか?」
「んーなわけないでしょう!?
私が送ったのよ! 私の姿写真としてね!」
「へえ~? これを……?
Gさんに送ったの? 姉さんが?」
「そうよ!
バカ受けしたみたいだったわよ!」
「キャハハハハハ……!
笑えるわよ、確かに……!?」
私は、大笑いしてしまったわ!
プンプンと
ふてる姉の顔を見ながらね!
「そんなに笑う事ないじゃないの?」
「ごっ、ごめん、ごめん!
だって、普通しないよ、こんな事!?」
「わかってるわよ、それぐらい!?
そしたら……これが……返って来たのよ?」
「えっ……?」
いつの間にか、差し出された右手の
写真には……意外なものが……
映っていたのよね?
「何、これ?
手……の写真……?」
「そうよ!
Gさんが、私に手紙を書く図の写真よ!」
「へえー! そうなの? これ?」
よく見ると……
男にしては、
細く白い指をした手が
鉛筆を持っている構図の
写真だったのよ?
「これ、本当に……彼の手なの?
女の子みたいに見えるけど……?
私には……?!」
「うん、私も初めは、そう思ったけど、
よーく写真を見てごらんなさいよ!」
「ええー? どこ、見るのよ?」
「手の向こう側よ! つまり……
背後をよく見てみてよ。わかるから……」
「ええ~、どこ、どこ?」
私は目をこらして、白い指の背後を
見てみたのよね?!
そして、気がついたのよ!
机の上にある手紙を書く手の背後に
小さな反射版のようなものがあり、
それが……鏡みたいに……
手の先にある……肩と顎の辺りを
写し込んでいたのよね?!
「これって……Gさんの顎?」
「ご名答! これで、
そこをよーくのぞいてみてよ!」
姉の手には、大きな虫眼鏡が
あったのよね!
私はそれを取り、まじまじと
写真を眺めてみたのよ!
「どれ、どれ……?」
拡大された顎には……
わずかだが……
無精ひげが……見えていたのよね!
「ひげ……? つまり……」
「そう! 男の人よ!
そのGさんはね! おわかり?」
「はあ~? なるね……?」
要するに……
すでに、ふたりは写真交換を
していた事には……なるわけよ?
笑える話だけどね?
まあ、そんなわけで……
続きは、なた次回にね?!
よろしく♡
なーんちゃて?!
ウフ♡
ポコの日記でした!
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