当地(栃木県内)のたばこ農家の作付面積が激減しています。ここ15年で5分の1に減り、今後、農家の方の高齢化が進むと、美しい夏のたばこの葉の風景が見られなくなる可能性があります。
茎の先がカットされているのは、花芽を除去して栄養分をたばこの葉に与えるためです。早い段階では、花を見ることが出来ますが、残念ながら今年はもう見ることは出来ません。
暗い早朝から、下の方の葉を収穫します。大変な作業ですよね。
数十年前までは、10a(アール)あたり60万円の当時の専売公社の買い取り価格でしたが、現在のJTの買い取り価格は45万円ほどです。その当時は、1農家で300a~400aでした。
粗利益が60%と言われましたから、1200万円程度が入りました。
買い取り価格の低下と禁煙ブーム、生産者の高齢化で、あと10年この光景は見られなくなるでしょう。