建築士のたわごと!    ひとりごと!

ぶつぶつ独り言(いや!内容を復唱しながら?)を言いながら図面を描いてます。たまに近くにいる人が反応してます。(笑い)

安いというのは、何かがある!?

2015-10-07 11:02:25 | 住宅
ス-パ-等での買い物は、少しでも安く物を買いたいですよね!
ポテチでも同じものであれば少しでも安い方を買ってしまします。(貧乏人の発想かな?)

でもでも ここからは、実際にあった仕事上の話です。

雨漏りを見て欲しいという依頼でありました。
設計事務所なのに?

実は、私 異色の経歴が、ありまして以前勤めていた時に設計、現場監督を兼任していました。
(この業界では、珍しくありませんが) 

何故なのか知っている方からは、時々依頼を受けるのです。

経歴については、長くなってしましますのでこの辺にして

本題です。 雨漏りでしたね!

雨漏りって晴れた日には良く分からないんです。

ただ シミが残っているだけで確実に そこ!!っとまでは、確定できないのですが、

今回は、シミを辿って行くと見つけました。
(やった- 一発!! すみません喜んでいる場合ではありませんでした。)

この日は、晴れた日でしたので水をかけて確認 やはりビンゴでした。

でも良く診ると外壁は、ピカピカ! お尋ねすると昨年 2社に見積りを取って安い業者にお願いをしたようでした。

価格だけでは、見えない 作業の差であります。

通常 外壁塗装(ペンキ塗り)の場合、外壁状態を確認し補修しながら仕上げます(自分の中の常識でした)

まず 唖然!! 少し言葉を失いつつも直さないと雨は入り続けてしまう

何故! あの時に処理をしなかったのだろうか? 少し辛くなりました。

雨漏りは、躯体(柱や梁など)に水が、当たってしまうので放置してしまうと痛むのが早く

耐震性、耐久性からみても大変な事です。

結局 直す事になり反って高価なリフォ-ムになってしまった例です。

小さな雨漏りでも油断しないで!

身体も家も早期発見 早期治療(補修)です。 早い段階なら少額で補修可能な場合がありますよ!

長~い 独り言でした。

やっと!出来たぁ

2015-09-25 14:15:07 | 住宅
本日、朝から住宅の計算をしてました。

本来 木造の住宅は、構造計算は、しなくても良いのですが、(法律上は、)

わが事務所は、一軒一軒必ず計算をしています。なぜってやはり地震や最近では台風がかなり強い状態で

襲って来てますよね! 普通に木造住宅(2階まで)は、法律用語で4号物件というのですが、特典があります

特典では無いですけど実は申請を出しても役所で骨組み(梁の大きさとか柱の大きさ)の審査は除外されてしまうのです。(建築士の設計である場合に限られますけど)

つまり 何かあっても役所には責任がない事になります。(法律上)

しかし 最近の住宅は、1階は、広い部屋を取りたい為に間仕切りは、もちろん 柱も少なく その上

予算の関係上2階は、小さく細かく仕切るためにかなり力が一箇所に集中してしまう現象が、起きてしまっています。

まだ、柱の下に柱があれば良いのですが、ない箇所もかなり出来てしまっているのが現状です。

そうした際、梁の大きさを決定するのに今までの経験則というものが通用しない状況にさらされています

現在の木造住宅で言う 耐震 というのは、筋交いの量とバランスだけをチェックしているのが現状です。

まして筋交いの入った壁が、その梁の上にあったりしたら最低この大きさという計算は、ありますが

それだけでは不十分な結果が良く出るので安心、安全を考えると構造計算、計画をしっかりしないといけません。

これ以上 木造住宅は、地震に弱いといわれないように!

地震に負けない木造住宅を自信をもって作っています。(ちよっと寒かったかな)