11/26放送、松丸亮吾君ちのスマート家電。次々に紹介される最新家電の中の1つに、イーゼルに載せた額縁がありました。一見単なるウッド調の平凡なフレームの額縁なのだが、これが優れもので、フォトフレームみたいに中側に名画が次々に映写される額縁型のディスプレイ。精細な画像が映る松丸君ちの優れもの。しかし、小生はちょっと納得できないのですね。
つまり、絵画は絵が独立変数で、額縁は従属変数。つまり、まず所与としての絵があって、そしてそれに似合う額縁が見繕われます。人間が自分に似合う服を選ぶようなものです。だから額縁が独立変数で、中側の絵画か従属変数、つまり中身がぽんぽん変わったりするのでは、絵画は成立しないと。
簡単に言いますと、絵画は額縁を含めて絵画。もっと言うと、飾られる場所を含めて絵画なのです。前世紀のドイツの思想家ヴァルター・ベンヤミン氏が指摘し、アウラ(オーラ)という概念を提唱。同時代の知識層に多大な衝撃を与えた・・・
た、頼む。誰か彼に教えてちょ。あれは違う・・・と。