花見酒

桜を見ながら呑む昼酒は、また格別である。

昨年のこの時期は、13:00から就業の遅番勤務の連続だったので、出社前に桜の名所に立ち寄って花見を楽しんだが、酒を呑むわけにもいかず、ちょっぴり寂しい思いをした。
今年こそは、桜の花びらがハラハラを舞う桜の木の下で、昼間からワンカップをグビリとやりたい。

ところが・・・
29日（土）は本来週休なのだが、所用があり休暇を取った方がいたので、止む無く出勤となった。
行きつけの居酒屋”みその”の常連客で花見会だったが、残念ながら参加できず。
翌30日（日）は、天気もあまりパッとせず、しかも、午後一番でトイレを修理してもらうことになっていたので、この日も花見はできなかった。

桜も満開となった今週末こそはと意気込んでいたが、4日（土）は寒さがぶり返し、時々ポツポツと雨が落ちてくる始末。
天気予報を見ると明日5日（日）も天気は芳しくないようで、きっと、桜散らしの雨になるだろう。

花見酒は来年までお預け。
今夜は、伯母にいただいた”賀茂鶴純金箔入大吟醸”でも呑んで気を紛らわすことにしよう。
化粧箱から瓶を撮りだすと、金箔が一枚ハラハラを舞う。
よくよく目を凝らして見てみると、この金箔、桜の花を模っている。

今年は予期せず、金箔の桜の花を眺めながらの花見酒となった。