父の背中

昨日の酒がほぼほぼ抜けた１１：００頃、父親を温泉に誘ってみた。

「温泉にでも行かない？」
「いつ？」
「今日、これから」
「ええ～っ」
「温泉って言っても、矢向駅の近くにある”志楽の湯”ってとこだよ」
「そうか、じゃあ、行ってみるか」
と言うことで、車で父親を迎えに行き、お揃いのドカジャンを着て、矢向駅徒歩５分程のところにある、縄文天然温泉志楽湯に行ってきた。

フロントで大人２人分の入泉料２，３００円を支払い、フェイスタオルとバスタオルを受け取り、脱衣所へ。
脱衣所はそれほど広くないが、洗い場が広い。こんなにいっぱいの人が来るの？ってぐらい広いのだ。
シャワーで体を流し、メインの温泉へ浸かる。うん、ちょうど良い熱さだ。
工場跡地の地面を深く掘り、天然の温泉を汲み上げているらしく、湯は少し濁っている。
味噌樽風呂、露店風呂にも浸かり、昨日の酒は完全に抜けた。

温泉でさっぱりした後は、同じ敷地内にある創作和風レストラン”志楽亭”で、１日限定２０食の二八蕎麦をすする。
冷酒を一杯いきたいところだが、今日は、運転手なので、グッと我慢！！



温泉でも蕎麦屋でもたいした話はしなかったが、体も温まったし、蕎麦も美味かったと喜んでくれた。
久しぶりに父と湯に浸かったが、体の張りがなくなり、湯に浸かる動作等もスローになったなと感じた。
うしろ姿も随分小さくなった気がする。
次回来た時は、その小さくなった背中を流してあげよう。