今年こそ緑のカーテンで夏の厳しい日差しを遮って、快適に過ごしたい。
一昨年は朝顔、昨年はゴーヤで、緑のカーテンを作ろうと思って種を植えたが、窓から入ってくる光を遮るほど成長しなかった。
植えた場所が、家の裏側の日の当たらない場所だったのが良くなかったのだろう。
先日、ちょっとした用事があって役所に行くと、市が緑のカーテンを普及させよう、とゴーヤの種を無料で配布していた。
これって市民税を使ってるんでしょ。じゃ、払った税を回収しないと。
つ~ことで、2袋、10粒の種を貰ってきた。
昨日、発芽しやすくするため、種を水に浸して置いた。
今日は、買い物の帰りに園芸店に立ち寄り、種を植えるためのビニール製カップ、プランター、土を購入し、準備は万端。
そして今回は、朝日があたるドアの前で種植え作業を始めた。
カップの底の穴を石で塞ぎ、買ってきた土を入れ、水で馴染ませてから、種を植えた。
そうだ、向ヶ丘薔薇園に行った時に、朝顔の種を貰ったことを思い出し、こちらは小さ目の植木鉢に土を入れ、一鉢に3つずつ種を播いた。
時間はかかったが、なんとか種植え作業も完了したので、今年の夏に出来上がる緑のカーテンを思い浮かべながら、ビールをグビグビ飲み始めると、女房殿がこう言った。
「さっきの園芸店で苗を買ってきた方が安くて確実だったんじゃないの」
分厚い暗幕を引かれ、爺の心の中にあった希望という微かな光は閉ざされてしまった。
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