大川(隅田川)の両国橋北側に流れ込む神田川。
フォークグループのかぐや姫が歌った「神田川」の舞台としても有名な川である。
川には必ず源がある。
唐突ではあるが、今日は呑友と2人で神田川の源まで歩いてみよう。
朝7時に浅草橋駅に集合し、本日のスタート地点の神田川最下流に架かる柳橋へと向かう。
ここから浅草見附跡附近までは、屋形船が係留され、粋な小料理屋等も点在する等江戸情緒を残している。
御茶ノ水、水道橋を通り、飯田橋で外堀と分岐する。
首都高速池袋線を頭上に見上げ江戸川まで向かい、そこから江戸川公園の自然の中を歩いていく。
高田馬場駅を通過すると、西新宿辺りまで南下する。
真っ赤な中野新橋を越えると善福寺川と分岐し、更に南下しながら少しずつだが西へと向かっているようだ。
井の頭通りを渡ると、神田川は京王井の頭線とほぼ同じコースを流れている。
高井戸まで来た頃には太陽の直射日光もかなりきつくなり、水分補給の回数も増える。
富士見ケ丘、久我山、三鷹台、あと一区間で井の頭公園駅だ。
太ももに疲れが蓄積してきたが、もう一分張り。
井の頭公園内にある神田川の源に到着した時は13時を少し過ぎていた。
流路延長24.6km.
♪あなたは、もう忘れたかしら~♪
スタート当初は鼻歌まじりで歩いていたが、神田川水源散策は甘くは無かった。
歩くだけでも結構きついのに、江戸の飲料水を確保するため、神田川を水道として整備した人物は徳川家康。
家康は江戸幕府を開いただけではなく、水道事業の本源でもあったのだ。
あなたはやっぱり只者じゃない。
次回はとりあえずのところ京都幕末ツアーでしょうか。今日知ったのですが、兄が祇園祭りに行ってます。