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住みたい街ランキング第一位のオシャレな吉祥寺に「いせや」というもつ焼き屋がある。
いせや本店は、吉祥寺駅前の一等地に在りながら、もつを焼く煙がモクモクと軒を流れ、その臭いが呑み助の鼻腔と心をくすぐる。
今日は呑友S氏と、神田川総延長24.6km.を歩いた後、締めで、もつ焼きを喰らいながら酒を呑むと決めていた処は、本店ではなく、いせや公園店。
何度か来たことがある築60年のいせや公園店は、2階の座敷が斜めに傾くほど老朽化していて、近々取り壊されるという情報を入手したので、最後にもう一度呑んでみたいと思っていたのだ。
しかし、悲しいお知らせが・・・。
店はシャッターが閉められ、張り紙がペタリと貼ってある。
嫌な予感を持ちながら、張り紙を読んでみると、先週の7月8日(日)で営業を終えたとのことだ。
ん~、悲しい。
悲しいから呑みたい。
呑みたいから本店へ行こう。
店の外で待つこと5分。入店を許されるや、焼売、焼鳥、ガツ刺し、茄子焼き等を注文し、ビール、酎ハイをグビグビ呑む。長距離歩行で乾いた体に、たちまち大量の水分が吸収されていく。
水分補給が終わり、ほどよくアルコールが全身に行き渡ったところでお会計。
いせや公園店の新装開店を夢見ながら、夢見心地でいせや本店を後にする。