DOC帰り

人間ＤＯＣが終わった。

６月８日から本日までの４日間にわたるとてつもなく長い日々、禁酒という厳しい修行を行ったのだ。
兎にも角にも、自らの意志で酒を呑まないと心に決めたのは久しぶりであり、前回はず～と、ず～と昔のことなので、いつだったのか記憶の片隅にすらない。

今日は人間ＤＯＣであり、人間ＤＯＣ帰りの人間は飢えている。
前日の午後１０時以降、食事も水分も摂っていないし、ましてや今回は４日間も禁酒している。
すべての検査が終わり、横浜東口のポルタにある「浪花ろばた八角」に入店したのは、午後１時を過ぎていた。
横浜開港１５０年記念ビールとから揚げ定食を注文。
ビールをグビッと一口。うまーい。たまらん。乾ききった体内に水分とアルコールが駆け巡る。
鰯の丸干しと熱燗２合を追加し、平日の昼食時、サラリーマンが多い店内で変な優越感に浸りながらダラダラと呑む。



娘１号と横浜で待ち合わせしているので、ホテルで一眠りしてから、横浜駅前の狸小路で時間をつぶす。
横浜勤務の時は、良く来たお気に入りの呑み屋小路なのだ。
ここで潤目鰯、鰊蒲焼、葱肉を注文し、コップ酒を２杯、待ち合わせ時間までチビリチビリと呑む。

午後６時、本来おやじが泊まるはずの横浜シェラトンホテルのキーを娘１号に渡し、新川崎へ戻る。
家に帰ろうかと思ったが、４日間も禁酒したんだから、もう一軒行っちゃおう。
地場の居酒屋「会津屋」へ。
アジ、キスのフライ盛り合わせと、２合徳利を注文し、酒の美味さをしみじみと感じながら呑む。

そして仕上げは、家で呑みなれたパック酒「月桂冠米だけの酒」を１合だけ呑み床に就いた。
自らの意志で４日間禁酒したことに対する褒美としては、ちょいとばかり多すぎたかもしれない。