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東京の青梅にある酒蔵の見学に行ってきた。
南武線下り終点立川から更に青梅線に乗り換え沢井駅まで2時間弱、小澤酒造は江戸元禄時代から約300年続いている歴史ある酒蔵だという。
出迎えてくれたのは、この会社に入ってから酒好きになったという若いお兄さん。
澤乃井酒造の歴史、酒造りの行程、原料及び精米歩合により名称の違い等の座学?を受けた後、元禄時代に建造された蔵へと案内される。
蔵の温度は約18度、真夏でもこの温度であることが酒造りに適しているのだと言う。
この涼しい環境の中で熟成された古酒”蔵守”は何と2000年に仕込まれたもので、特定の酒屋だけに卸されているらしい。
また、蔵に複数ある巨大タンクの容量は約8,000リットルで、毎日二合ずつ呑んでも60年呑み続けられる量が入っている。ひえ~。
同じ敷地内にある井戸を見学し、この季節にぴったりの涼しげな酒”さわ音”を試飲させていただき、約40分の酒蔵見学は終了。
蔵と道路を挟んだ敷地にある利酒処を覗いて見ると、ここで醸造された酒がずらりと並んでいる。5勺程度の量ではあるが、一杯100円から呑めるのだ。
純米辛口澤乃井、蔵で熟成された古酒蔵守、アルコール度数19度の澤乃井原酒、精米歩合35%の純米大吟醸梵等々、殆どの酒を少しずついただく。
酒蔵を目で見たり、酒のウンチクを耳で聞くのも良いが、酒はやはり口にすることが何より楽しい。
旨い酒を安く呑める場所を探しましょう。