微睡

三連休の初日に梅雨が明けた。

女房は仕事の後、娘１号と病院へ。娘２号はアルバイトで、３号はディズニーランドへ行った。
よって朝から１人気ままな状態である。

まずは、梅雨も明けたし、汚れたマイカーを洗車。
さっぱりと綺麗になった車でお酒等日々必要なものを買出しに。
最後に寄ったスーパーで昼食用の惣菜を買って家に戻る。
着物を日陰干しにし、ワイシャツにアイロンを掛け、休日にやるべきとこはすべて完了した。

プランターから茗荷を摘み取りキュウリとあえてトマトを添える。
買ってきたメンチカツと唐揚棒をテーブルに出せば昼食の準備も万端。





家中の窓を全開にして外の風を呼び込むと、レースのカーテンがふわりと揺らぐ。
TVもつけず、音楽も流さず、部屋の中は扇風機の音だけが静かに聞こえる。
缶ビールを丁寧にグラスに注ぎ、きめ細かな泡の蓋を作り、ゆっくりとビールを喉へ流し込む。

ビールも２缶空になった頃、身も心も満たされウトウトと。
この寝ているような起きているような微妙な状態が何とも言えず心地良い。