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梅雨に入りじとじととして気分も晴れず、コロナウィルスでの自粛解除となっても手放しでは喜べず、そんな状況の中の父の日。
しかも今日は、11:30出社で20:00までの勤務であり、自宅着はゆうに21時を超えてしまう。
よって、何の期待もなく、前日に自分で仕込んだ肴をつまみつつ、一杯やろうと思っていた。
家に帰りドアを開けると、こじゃれたパンプスがあった。
あ、娘2号が来ているな。
2階の居間に行くと、「お帰り~」と優しい声で帰宅を迎えてくれた。
娘2号は看護師をしており、今日は夜勤明けで、ひと眠りしたら夕方になっていたので、自分が食べたいと思った寿司をちょっと持ってきたから、一緒に食べようと言ってくれた。
娘スーパードライ、爺缶酎ハイで乾杯!
仕事のこと、私生活のこと等、普段口数は多い方ではない2号だが、アルコールが入って少しばかり冗舌になってきた。
気が付けば23時も近くなっていた。
そろそろ帰るわ、またゆっくり呑みに行こうね。
こじゃれたパンプスをはいて駅へと歩いて行った。
爺は濃いめの麦酎ハイをもう一杯だけ呑んで寝ることにしよう。