頭を雲の上に出~し、四方の山を見下ろして~♪
そう、今年も日本最高峰の富士山の頂上を目指す。
昨年は、吉田口の山頂まで登ったものの、山頂から御来光を拝めず、剣が峰に立つことができなかったので、ふたたび富士登頂隊を結成して立ち向かうことになった。
今年はメンバーも2名増えて総勢7名。新メンバーの1名はグランドキャニオンを登ったことがあるという輝かしい戦歴を持ち、もう1名は父親が登山をしていたという何とも微妙な輩なのだ。
18日(水)に赤坂で総決起集会を開催し、全員登頂の結束を固めたむさ苦しい男7名は、20日(金)7:10にリックを背負って新宿西口に集結した。
7:30、一行を乗せたバスは新宿を出発し、富士五合目に向かって中央フリーウェイを走っていく。
10:00、五合目に到着した時の天気は霧、というか雲の中にいるかのような感じで、富士山のてっぺんはまったく見えない。天気が悪いと気持ちも乗ってこないが、ここで引き返す訳にもいかないので、今回の幹事のおふくろさんがむすんでくれたおむすびを頬張り、登頂に向けエネルギーを充電する。
12:00、標高2300メートルの気圧にも慣れた頃、「富士急トラベルおまかせ富士登山」総勢約30名はガイドのダイゴくんを先頭に山頂目指して一歩一歩足を運び始めた。
七合目までは土と石の道を歩き続け、七合目からは岩場を登っていく。ロウソクを吹き消すように息を吐き、鼻で大きく息を吸う。息を吐いて吸う、だから呼吸と言う。
歩き続けること約5時間、本日の宿泊場所である標高3250メートルの八合目にある山小屋「元祖室」に到着した。これなら山小屋でゆっくり呑めるだろう。
案内された就寝場所は建物の2階にあり、梯子を3段上ったロフト的な空間で立つこともできず、また、一人当あたりに与えられたスペースは横幅約50センチ程度しかなく、そこで食事の準備が整うまで待機を命ぜられる。
そして夕食はお決まりのカレーライス。甘口で美味くもないカレーには一本だけウインナーが添えられている。スーパードライ350ml.缶を喉に流し込むがなぜか美味いとも感じなかった。
21日(土)0:17、お鉢巡りをするためガイドなしで山小屋を出発する。
先頭を行くのは、今夏すでに富士登山3回目の通称”軍曹”。スタート直後のペースは速く、50代になったおやじには少しばかりきつかったので、スローダウンしてもらい、ゆっくりしたスピードで少しずつ標高を上げていく。
14:35、吉田口の山頂に到着。気温は低いが風が無いので昨年よりはましだが、御来光を拝むまで猛烈な寒さに耐えなければならないことに変わりはない。
15:00、山頂のレストラン?東京屋が開店。登山者は「おしるこ」「味噌汁」「ラーメン」「うどん」などを注文し暖を取る。
4:20、東の空が明るくなり始めた頃、人込みを避け少し高い場所へ移動する。
5:00、2010年8月21日の御来光だ。
登頂隊一行はしばし、その光景に釘付けになる。
ふと火口側に目をやると剣が峰が御来光を浴びて赤く輝いている。こちらにおいでと呼びかけられているような気もするが、御来光を拝んで満足してしまったおやじには、そこまで行く気力が沸き上がってこなかった。
5:30、太陽もすべて姿を現し明るくなった中、下山開始。
下山途中に目にした雲海もスケールが大きく感動する。まるで雲の上に立っているかのようだ。
富士登山は下りがきつい。八合目から六合目までただひたすら溶岩の赤土の道をすべり降りていく。登りは自分のペースで歩いていけば筋肉疲労も少ないが、下りはとにかく腿、膝、ふくらはぎへの負担が大きい。毎度毎度のことだが、左側のおしりの筋肉と右ひざの関節が悲鳴を上げる。
9:12、五合目到着。3時間40分かけて下山した時は体も心も疲弊しきっていたが、富士山が雲の笠を被っている姿を見て再び感動した。
先に下山を済ませていたメンバー3名と合流し、地べたに座ってビールを呑む。美味い!!
今回の富士登山はメンバー7名全員が無事登頂下山を完遂した。
13:00、お迎えのバスに乗り五合目を後にし、途中、河口湖の温泉で体の汚れと疲れを落とし、生ビールで乾杯!!
18:00、新宿西口到着するや荷物を抱えて反省会開催のため疲れた体に鞭打ち居酒屋へ向かう。
アルコールが十分行き渡った頃、4名のメンバーから来年はもういいや発言があった。理由はそれぞれあるだろうが、おやじはやり残したことがあるので、もう一度登りたい!
標高3776メートルの剣が峰に立ちたい!!
剣が峰に立たずして日本のてっぺんに行ったとは言えない。
そして本日。
左側のおしりの筋肉と右ひざの関節の痛みは治ったものの、両足の太もも及びふくらはぎの筋肉痛が激しく、階段の上り下りがめちゃくちゃきつい。
雲の上に立った時の光景はとても素晴らしく夢の世界のようであったが、降りた後には厳しい現実が待っていた。
剣が峰への想いも揺らぐ。
※昨年の登頂記録(1日目、2日目)
そう、今年も日本最高峰の富士山の頂上を目指す。
昨年は、吉田口の山頂まで登ったものの、山頂から御来光を拝めず、剣が峰に立つことができなかったので、ふたたび富士登頂隊を結成して立ち向かうことになった。
今年はメンバーも2名増えて総勢7名。新メンバーの1名はグランドキャニオンを登ったことがあるという輝かしい戦歴を持ち、もう1名は父親が登山をしていたという何とも微妙な輩なのだ。
18日(水)に赤坂で総決起集会を開催し、全員登頂の結束を固めたむさ苦しい男7名は、20日(金)7:10にリックを背負って新宿西口に集結した。
7:30、一行を乗せたバスは新宿を出発し、富士五合目に向かって中央フリーウェイを走っていく。
10:00、五合目に到着した時の天気は霧、というか雲の中にいるかのような感じで、富士山のてっぺんはまったく見えない。天気が悪いと気持ちも乗ってこないが、ここで引き返す訳にもいかないので、今回の幹事のおふくろさんがむすんでくれたおむすびを頬張り、登頂に向けエネルギーを充電する。
12:00、標高2300メートルの気圧にも慣れた頃、「富士急トラベルおまかせ富士登山」総勢約30名はガイドのダイゴくんを先頭に山頂目指して一歩一歩足を運び始めた。
七合目までは土と石の道を歩き続け、七合目からは岩場を登っていく。ロウソクを吹き消すように息を吐き、鼻で大きく息を吸う。息を吐いて吸う、だから呼吸と言う。
歩き続けること約5時間、本日の宿泊場所である標高3250メートルの八合目にある山小屋「元祖室」に到着した。これなら山小屋でゆっくり呑めるだろう。
案内された就寝場所は建物の2階にあり、梯子を3段上ったロフト的な空間で立つこともできず、また、一人当あたりに与えられたスペースは横幅約50センチ程度しかなく、そこで食事の準備が整うまで待機を命ぜられる。
そして夕食はお決まりのカレーライス。甘口で美味くもないカレーには一本だけウインナーが添えられている。スーパードライ350ml.缶を喉に流し込むがなぜか美味いとも感じなかった。
21日(土)0:17、お鉢巡りをするためガイドなしで山小屋を出発する。
先頭を行くのは、今夏すでに富士登山3回目の通称”軍曹”。スタート直後のペースは速く、50代になったおやじには少しばかりきつかったので、スローダウンしてもらい、ゆっくりしたスピードで少しずつ標高を上げていく。
14:35、吉田口の山頂に到着。気温は低いが風が無いので昨年よりはましだが、御来光を拝むまで猛烈な寒さに耐えなければならないことに変わりはない。
15:00、山頂のレストラン?東京屋が開店。登山者は「おしるこ」「味噌汁」「ラーメン」「うどん」などを注文し暖を取る。
4:20、東の空が明るくなり始めた頃、人込みを避け少し高い場所へ移動する。
5:00、2010年8月21日の御来光だ。
登頂隊一行はしばし、その光景に釘付けになる。
ふと火口側に目をやると剣が峰が御来光を浴びて赤く輝いている。こちらにおいでと呼びかけられているような気もするが、御来光を拝んで満足してしまったおやじには、そこまで行く気力が沸き上がってこなかった。
5:30、太陽もすべて姿を現し明るくなった中、下山開始。
下山途中に目にした雲海もスケールが大きく感動する。まるで雲の上に立っているかのようだ。
富士登山は下りがきつい。八合目から六合目までただひたすら溶岩の赤土の道をすべり降りていく。登りは自分のペースで歩いていけば筋肉疲労も少ないが、下りはとにかく腿、膝、ふくらはぎへの負担が大きい。毎度毎度のことだが、左側のおしりの筋肉と右ひざの関節が悲鳴を上げる。
9:12、五合目到着。3時間40分かけて下山した時は体も心も疲弊しきっていたが、富士山が雲の笠を被っている姿を見て再び感動した。
先に下山を済ませていたメンバー3名と合流し、地べたに座ってビールを呑む。美味い!!
今回の富士登山はメンバー7名全員が無事登頂下山を完遂した。
13:00、お迎えのバスに乗り五合目を後にし、途中、河口湖の温泉で体の汚れと疲れを落とし、生ビールで乾杯!!
18:00、新宿西口到着するや荷物を抱えて反省会開催のため疲れた体に鞭打ち居酒屋へ向かう。
アルコールが十分行き渡った頃、4名のメンバーから来年はもういいや発言があった。理由はそれぞれあるだろうが、おやじはやり残したことがあるので、もう一度登りたい!
標高3776メートルの剣が峰に立ちたい!!
剣が峰に立たずして日本のてっぺんに行ったとは言えない。
そして本日。
左側のおしりの筋肉と右ひざの関節の痛みは治ったものの、両足の太もも及びふくらはぎの筋肉痛が激しく、階段の上り下りがめちゃくちゃきつい。
雲の上に立った時の光景はとても素晴らしく夢の世界のようであったが、降りた後には厳しい現実が待っていた。
剣が峰への想いも揺らぐ。
※昨年の登頂記録(1日目、2日目)
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