九州から例年どおり春の香りが届けられた。
女房の実家、九州宮崎の家の裏は竹林になっており、そこには毎年この時期、竹の子がニョキニョキと生えて来る。
今年は取り手である女房殿の弟3人が何かと忙しかったようで、若干遅れて先週到着となった。
今年の筍メニューは、筍ご飯に筍の天麩羅、そして鰹節たっぷりの筍の土佐煮。どれも筍の美味さを存分に味わえる定番料理である。
今日は、春の香りを楽しめる筍と蕗を煮付けると言うので、素材の味を楽しむため薄味にして欲しいと注文を付けた。
我が女房殿の煮物はどちらかと言うと味が濃く、しょっぱいと言うのではなく、味付けが甘めなのである。
それは宮崎の醤油自体に砂糖が入っているものが多く、濃い口、甘口の味付けは義母譲りなのだろう。
本日、夕食時に食卓に出された煮物は極々薄味で、牛蒡ほどではないが筍の土の暖かな香りと、蕗の独特の苦味が十分に味わえた逸品であった。
残り少なくなった筍をどのように喰らうか考えてみたが、ここはやっぱり春告魚の鰊との煮付けにしてもらおう。
筍三昧、春三昧。
我が家では宮崎産の筍が春を告げてくれる。
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