kazzdokkのひとりごと

酒呑みの翁の日常の出来事

夢よ、もう一度

2017年06月03日 | Weblog

1960年代、宮崎県は新婚さんのメッカであった。
フェニックスの木がそこかしこに植えられ、いかにも南国という雰囲気を演出している。

今日、女房殿の実家がある宮崎に、娘2号、3号と3人でやって来た。
出迎えは、先に宮崎に来ていた女房殿と女房殿の3番目の弟。
弟が運転する車に乗り込み、ジャカランダ祭りが開催されている日南市にある道の駅南郷へと向かった。
ジャカランダとは和名「紫雲木(しうんぼく)が示すとおり、紫色の花が咲く中南米原産の世界三大花木ひとつで、昨年10月のアフリカ旅行でそのジャカランダを初めて見たのだが、その素晴らしさに女房殿は豪く感動した。
そして、ここ宮崎でもジャカランダ祭りが開催されているとう情報を入手したので、折角この時期に来たからには、もう一度、ジャカランダの花を見てみようという運びになった。

〈南アフリカのジャカランダ並木〉


祭りは結構な人出。
ジャカランダの木は1,000本群生しているとのことだが、アフリカそれと比較するとあまりにも絶対数が少ない。

苗木も植えられているので、これを宮崎日南市の観光名所としたいのだろうが、それまでにはもう少し時間が必要であろう。
アフリカとの違いは、絶対数だけではなく、花の咲き方にも差異があるようだ。
アフリカの花は、新芽が出る前に花が咲くので、日本の桜のように景色一面が花色に染まるのだが、日本の花は葉が出てから咲くので、葉の緑に花の紫が入り交じり、紫雲のようには見えないのが残念なところである。

〈宮崎のジャカランダの花木〉


続いて、海に面した高台に、海を背にした高さ5.5メートルもの巨大なモアイ像があるテーマパークのサンメッセ日南へ。
なぜ、サンメッセ日南にモアイ像があるのかというと・・・。
部族間抗争やチリ地震の影響で、そのほとんどが倒れてしまったイースター島のモアイ像を見て、日本のクレーンメーカーが機材と資金を提供して、モアイ像を修復する奉仕活動を行い、奉仕活動を行った会社がサンメッセ日南と縁があったので、イースター島の長老から、サンメッセ日南にモアイ像を完全復刻することが許可されたとのことだ。
ん~、好い話じゃないか。
このモアイ像も宮崎日南の観光客増に一役買っているようだ。



そう言えば、空港に降り立った時、宮崎空港の名称も「宮崎ブーゲンビリア空港」に変わっていた。
フェニックスにより醸し出された南国ムードにより、新婚さんのメッカであった宮崎。
ジャカランダ、ブーゲンビリアのどちらを推していくのか、また、モアイ像、神話の里等々観光客を呼び込むネタも色々あるだろうが、どのようなイメージ戦略で観光客に訴えかけるのか、官民挙げて方向性を示し、宮崎を盛り上げてもらいたい。

夢よ、もう一度。

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