父の日の後悔

今日は父の日。年に一度、父親と近場の温泉に行き、近況報告をする日だ。

ここ数年、毎年、南武線矢向駅近くにある「志楽の湯」に行っている。
入泉料もタオル付きで1，150円と安いし、何より近いのが良い。

父親は以前から糖尿の気があり、甘いものはあまり口にしなかったが、最近は腎臓の具合も良くないらしく、塩分の摂取も控えているとのこと。
だから食事のほとんどは、極々薄味の野菜類が中心なのだとか。

そんな状況だから外食もできず、この日も温泉に浸かって真っ直ぐ実家に戻り、2人でお茶を飲みながら少しだけ話をして家に戻ってきた。
もう少し健康な時に親孝行をしておけば良かったと後悔の念。

夕方、娘2号が外出から戻ってきて、父の日だからとプレゼントをくれた。
薔薇の包みを開けると「すててこ」が現れた。
最近、家に居る時は浴衣を着ており、その時にすててこを履いているのを知って、これを買ってきてくれたのだろう。

夜9時30分、今度は娘1号が缶チューハイとハイボールを持ってやって来た。
ゆっくり呑んでよ、と勧められたが今日は気持ちだけ受け取っておくことにしよう。
なぜなら、明日は宿泊ドック。
飲食は夜10時までとの制限がある。
父の日の次の日に宿泊ドックを予約したことをちょっぴり後悔。

今日は我慢して、検査が終わったら目一杯酒を呑むことにしよう。
イヤイヤ、肝臓を患って後悔しない程度に嗜もう。