今日は節分、豆を捲く日。
節分とは、二十四節気の中の各季節の始まりの日の立春・立夏・立秋・立冬の前日であるが、通常、立春の前日を節分と呼ぶことが多い。
爺が子供の頃や、爺の子供が子供だった頃は、「福は内、鬼は外」と声を発しながら福豆を捲き、歳の数だけ豆を食べたものだが、どうやら最近は様子が変わっているようである。
(今、歳の数だけ豆を喰えと言われても、無理がある。)
そう、今や節分は、恵方巻を食べる日になっている。
そもそも、節分の日に、その年の恵方に向かって無言で太巻きを食べるという、大阪を中心とした地域の風習だったらしいが、大手小売りが「恵方巻」と名付けて販売したことから火が付き、今では全国規模で太巻きを食べるという”イベント”になっている。
TVでもバンバン宣伝しているし、スーパー、コンビニ、デパートでは、恵方巻販売コーナーを設けて、年々豪華で高価になる恵方巻を販売している。
今日、家に戻ると、夕食は恵方巻だった。
食べやすい大きさに切られた太巻や、コンビニの手巻き寿司風恵方巻が数本用意され、今年の恵方の丙の方角である南微東(ほぼ南南東)に向いて無言で食べるということもなく、各自適当な方向を向き、ぺちゃくちゃおしゃべりをしながら、好き勝手に食べている。
まあ、イベントと化しているので、これで良いのだろうが、どうせなら恵方を向いて食べようよ。
でも、南南東ってどっち?
その方向が分かるように、小さな方位磁石付の恵方巻を販売してはいかがでしょうか。
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