熊大迷宮物語KB

かなり不定期でつまらない物語でも書こうかと思ってます。
画像はAIイラストつくろっ!アプリで作成しています。

2016年3月17日(木)

2023-07-28 16:21:00 | 日記

【南地区レストラン:鈴木 裕司・木村 健・土屋 優子・坂井 誠・吉田 珠美・伊藤 園子】

「今日も手がかり無しやったな」

「手がかりも何も全くお手上げ状態ですな」

 少しため息をつきながら発した鈴木 裕司の言葉を聞いて、土屋 優子も同じような感想を述べた。ここは午後1時過ぎの『南地区レストラン』。本日もまずますの客で賑わっている。本日午前中に探索を行った食べラー大好き部隊であったが、第6迷宮の地下4階に降りるヒントすら見つけることが出来なかった。6人はすでに食事を終え、食後のドリンクやデザートを楽しんでいるところである。

「地下3階に降りてから結構経つよな」

「このままクリアできないってのは嫌だよね」

 コーヒを口に含んだ後、坂井 誠が発言し、それに伊藤 園子が感想を述べる。食べラー部隊が第6迷宮探索を始めて約1年が経つが、地下1階と地下2階は3ヶ月ずつ程度でクリアしているので、地下3階に降りてから約半年が過ぎようとしている。現在冒険者組織では1部隊だけ別格の黒髪てへトリオ部隊を除けば、自分達の部隊が1番古参となる。冒険者活動自体がかなりシステム化されていることもあり、近年では長くても56年程度で冒険者を引退するものが多い。自分たちの部隊は鈴木、木村 健、吉田 珠美の38期生がもうすぐ丸8年になるので、今年の2月に引退するかどうかは非常に悩んだのである。ただ、継続を決めた以上、迷宮の探索は進めたいと考えている。

「何とか存在が確認されている地下6階までは行きたいよな」

「あわよくば地下7階以下も・・・と言ってもあるかどうかわからないけどねー。そろそろ出ましょうか」

 大きく背伸びをしながら木村が感想を述べ、それに同意するように吉田も言葉を発し、全員が食事を終えているのを確認できたので、店を出るように提案した。


2016年3月16日(水)

2023-07-28 16:20:00 | 日記

【熊大第1迷宮:ザ・ワールド時よ止まれ部隊】

「君が川崎くんかねー、やだやだ私は戦いが嫌いでね」

「健介おめー」

 目の前に修験したブッチャーが戦うことなく消滅し、大きく息を吐いた川崎 健介の後方から中島 叶恵の大きな声が響いた。ここは熊大第1迷宮地下1階。本日もブッチャーチャレンジに訪れている。いつものように川崎から対戦を行うべくカエルの彫像を動かしたが、出現したブッチャーは戦闘を行うことなく消滅したのである。これで川崎はブッチャーをクリアしたということになる。

「じゃあ次は私が行ってくる」

 そう言って中島がカエルの彫像を動かす。すると、いつもの様にブッチャーが出現し、戦闘意欲満点のようだ。

「行きます」

 剣を構えて大きく息を吐いた中島が、ブッチャーへ向かっていく。すでに結構な回数ブッチャーとは戦っているので、動きや攻撃のパターンはほとんど熟知している。ただ、まだ全ての攻撃を避け切ることは出来ていないので、小さいもののダメージは喰らう状況である。いくらかダメージは食らったが、それ以上の攻撃で確実にダメージ与え、ブッチャーは消滅した。

「お疲れー。物質回収します」

 物質回収にむかう花岡 雅弘とすれ違い、中島は部隊の場所へ帰る。すると、古市 道彦が回復の準備をしており、佐藤 文香も次にブッチャーと戦う準備をしている。この後、物質回収が終わり、佐藤がブッチャー戦を行う。本日はこの後、中島、佐藤が2回ずつブッチャーと戦い、探索を終えることにした。