「畦遊展」は「けいゆうてん」と読みます。
平成11年度早稲田大学書道会卒会生の有志メンバー12人で、卒会後から毎年、展覧会を行ってきました。
今年で24回目となります。
卒業してから24年間、同期メンバーとともに歩んできました。その間、それぞれの人生にいろんな変化があり、今に至ります。開催が危ぶまれることもありましたが、なんとかみんなで頑張って、今があります。
【畦遊展という名に込めた想い】
この仲間たちと共に歩んできた我々の心のふるさと『早稲田』をいつまでも胸に…。
「畦」は畦道という早稲田の「稲」からの連想からふるさとをイメージしており、「遊」は遊びに加えて仲間という意味があります。「畦」に私たちの原点である早稲田での思い出を、「遊」に仲間への思いと遊び心を込めています。
【コンセプト】
概念的な想いは上記のとおりですが、特にスローガン的なコンセプトはありません(作っていません)。(←各メンバーが心に秘めているものはあると思いますが。)当初から卒会後も展覧会を続けている諸先輩におぼろげな憧れを抱きつつ、想いと勢いに任せて始め、いつの間にかここまで辿り着きました。
自分たちも来場者も共に愉しめ、畦遊展が多くの人にとって大切な場になっていきたい、という感覚はメンバーで共有しています。しかし、その形は各自の解釈によっても、また時代によっても、そして共有してくださるみなさまによっても変わるものだと思います。きっと、そんな温かい気持ちや頑張りの集合体が畦遊展なんだと思っています。
回を重ねるごとに、こういう機会に恵まれた喜びを噛みしめると共に、メンバー12人一同、毎年苦悩の連続です。「ウサギとカメ」のカメの如く、決して華やかでなくとも、一歩一歩着実に歩んで行きたいと思っています。