懐かしいジュースの話をした
昔はジュースの種類が少なく
たぶん今よりもクオリティが低く
粗雑で複雑な味がしてたんだと思う
しかしそんな発展途上の時代も
良かったなと思ってしまった
昔のカルピスは原液の濃い液体を
水で薄めて飲んでましたね
カルピスを濃くして飲むと
親に怒られた記憶があります
その当時の子供たちの間では
「あるあるネタ」だったと思います
カルピスで1番に思い出すのが
友達の家に遊びに行ったとき
カルピスの濃さで
その家の貧富の差を感じたことです
「相馬の家のカルピスは薄い」
休み時間に友達同士で話をしていて
ふとこの言葉を皆んなに言ってみたら
めちゃくちゃウケた記憶がある
あまりにも爆笑が起きて
隣のクラスの人も集まって来た記憶がある
人を笑わせるって
こんなにも気持ちいいものなのかと
少年の心は踊っていた
そんな事で一時期、学校では
この言葉がブームになり
とても嬉しかった思い出がある
"本当に相馬の家のカルピスは薄いのか?“
この言葉を検証するため
放課後、皆んなで相馬の家へ行って
カルピスを飲むというブームも起きていた
実際には、それほど薄くはなかったと思うけど
皆んな声をそろえて「薄っ!」と笑っていた
当の本人の相馬も一緒になって
「薄っ!」と笑っていた
今考えると自宅のカルピスの薄さを
笑い飛ばしてしまえる
相馬の器の大きさはカッコいいと思う
また急に学校の友達が
たくさん家に押し掛けてきた事に
相馬のお母さんは
とても喜んでいた記憶がある
喜んで皆んなに薄いカルピスを
振る舞っていた風景を今でも思い出します
✳︎
ジュースの歴史について語り合い
革命的だったジュースを決めました
それではまたCiao!