予期せぬうれしい偶然の出来事

昨日の夕方、ものすごい雷雨。
普段は止まることもない電車（つくばTX）が止まってしまったりするほどでした。


仕事の帰り道、
まだ厚い雨雲に覆われていた空だったのですが、運転している車のバックミラーに何かの変化を感じました。
ほんの僅かな範囲なのですが、少し明るくなりかけていたのです。
これは、夕焼けになるかもしれないなぁと思いつつ信号が赤になって停止。

目の前の暗く覆われた雨雲の中には、信号の赤がくっきりと・・・。
すると、あら？　その横にうっすら赤いラインが見えるではないですか。
虹です。
まさか、まだこんな雨雲状態のところに虹が表れるなんて・・・。

もうダメ、その虹にくぎ付けになってしまいました。
交差点で止まるたびに、虹を確認ですよ。




赤信号で止まるたびに、みるみる空も明るくなって虹の色もはっきりしてきました。

「あ～～、こんな道路からではなくて、どこかよく見えるところに行きたいなぁ・・・。」
と、心の声。

でも、そんな場所を探しているうちにたぶん空は変わってしまう・・・。
ソワソワしながらも、車の流れにのってひたすらその道を走り続けました。




そしてまた、次なる撮影チャンスの赤信号ですよ。

車の中からだったので、虹の全体像まで撮影できなかったのですが、
この頃には、「虹の架け橋」とでもいうタイトルがふさわしいほどに、
きれいな弧を描いた虹が、空を背景に描かれていました。

そして更に、建物が急になんとなく赤っぽく反射しているではないですか。
バックミラーを見てビックリ。
ほんとに僅かな時間での変化だったのですが、




まぁ！またまた予期せぬほどきれいな色の夕焼けですよ！
なんと美しい！

窓から顔を出し、身体をねじって後ろ向きになっての撮影でした。
まさに瞬撮！

周りの車の人たちは、どう思ったでしょうね。

でも、そんな格好なんて気にしていられませんでしたよ。
次の信号で止まるかどうかわからないし、
空だって、すぐに変わっていってしまうのですから。
「その時の今」しかなかったのです。

結果、やはり早いもので　この数分後にはまた真っ暗な雲が覆ってきて、
虹も夕焼けも姿形見えなくなってしまいました。

どちらもあの美しい場面に出逢えたのは、ほんの一瞬だったわけです。

予期せぬうれしい偶然の出来事でした。



その偶然の出来事といえば、

ちょっと余談になってしまいますが、
残念にも、その偶然が悪い結果をもたらすこともあるんですよね。


まさかこんなところで会うとは思わなかった人に会ってしまったり、
見てはいけないものを、偶然見つけてしまったり・・・。

どちらか一方でも、望んでいないのにそういう事に遭遇してしまうと・・・。

たまたま、偶然が重なってしまって良くない結果をもたらしてしまった場合。
第三者にそれが意図的なものではないという証明をするのって、意外に難しいものだと思いませんか？

前もって考えることによって回避できるような場合は、反省も説明もできますが、
予想もできない偶然というものは、回避のしようがありません。
そしてまたその偶然の経緯なんて説明のしようもないと思うのです。

その上、それを第三者から悪意の有無は別としても故意的にしたと判断され、
人間性までもそれで評価されてしまったのではたまりませんよね。

刑事ドラマや学園ドラマなどを見ていると、そういう事例がよくありますが・・・。
「寄りによってまたぁ・・・」と思ってしまいます。

そうなるともう、神様の悪戯としか言えないような気がしてしまうのですよね。
（神様ごめんなさい・・・）


人生、どこで何があるかわかりませんね。
そして、どんなことにも裏表があるものだとつくづく思うこの頃です。


あぁ、ちょっと悲観的な終わり方になってしまいましたね。
ごめんなさい。


気を取り直して、ここで気分転換の一枚。

前日の強い風雨にも負けず、稲は元気に育っています。
収穫が楽しみですね

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