奥久慈の山賊料理 ～前原～

袋田の滝に行って来まして・・・
スタートが遅かったものですから、全てがずれ込んでしまった1日でした。

お昼の食事が遅くなってしまって、もう時間的には夕方。
滝近辺のお店は、もうほとんどが店じまいに近い感じでした。
食べようと思って入ったお店も案の定、もう終わりましたと言われ・・・


でもお腹はペコペコ。

すると、見つけました！
地元料理が食べられそうなお店の看板。
「田舎の味」「山賊料理」の文字に期待しちゃいます。




道路から見えるもう一つの看板。




時間も時間だったので、お客さんもいないようでしたが、とにかく開いてて良かった・・・





同じ敷地内の横を見ると、茅葺屋根の家が見えました。




そして、軒先にはつるし柿。
茅葺屋根の家にオレンジ色の干し柿と言ったら、定番じゃないですかぁ。
昔懐かしい、画になりますね～。


つい、そんな風景に見とれてしまいましたが、
お腹がすいていたのでした。
急いでお店の中へ・・・





賑やかな面白い玄関です。





お店の中は広くて、この広間の周りを囲むように個室もあるようでした。
店内には、猟で捕まえたイノシシなどのはく製や、猟に関係したものがいろいろ飾られていました。




お店の裏側には川が流れていて、外でも食べられるようになっています。
暖かい季節だったら、川のせせらぎを聞きながら・・・
というのも良いですよね。
（今はあまりに寒くて、そんな気になりませんが・・・）




あ、何を注文したかと言いますと、




いろいろ迷ったのですが、1500円の山賊定食にしました。

ご飯には少し麦が入っていました。
お味噌汁も具だくさんで、お味噌もたぶん手作り味噌のようでした。
お漬物はうす味の浅漬けだったので、とてもさっぱりしていました。




自然薯！
粘りがすごかったです。
こんなにしっかりとしたとろろ芋は、今どき珍しいと思いました。
それも、たっぷりの量で・・・。




こちらは、輪切りにした竹の器に造られたお豆腐。
私は、もともとお豆腐には何もつけずに食べるのですが、
このお豆腐は特にそのまま食べて美味しい。
甘みがあって、デザートのようでした。
この辺りは水が冷たくてきれいだから、お豆腐も美味しくできるのですね。




湯葉です。
こちらもうす味になっていて、湯葉の風味が生きていました。




そうそう、メインと言いましょうか、
鮎の開き。
塩焼きや甘露煮などは食べたことがありますが、
開きは初めてです。

頭からシッポまで丸かじりして全部食べられます。
美味しいですね～、開き。
軽く一夜干しした感じでした。


食べている途中で気づいたのですが、
ここでは鮎のお刺身も食べられるのでした。
これも食べたことがありません。
次回は、お刺身を味わってみたいと思います。




奥久慈と言ったら、こんにゃくも有名です。
こちらは、こんにゃくのきんぴら。
コシがあって、食感が良かったです。




そして、こんにゃくのお刺身です。
唐辛子の入ったもの、柚子の入ったもの、そして何も入っていないもの。
三種類の味が楽しめました。
さすが奥久慈のこんにゃく！





帰りに気づきましたが、
玄関のところには、こんにゃく芋が置いてありました。


行き当たりバッタリのお店でしたが、良かったです。

そうそう、
お食事をしている間、お土産用の鮎を焼いてもらいました。




じゃ～～ん！

子持ち鮎の塩焼きで～す。

この膨らんだお腹・・・
身も柔らかく、ふくよかで卵がいっぱい。

言うまでもなく、美味しかったのひと言でした。

袋田に行った時は、きっとまたこのお店に入ると思います。
そして、鮎のお刺身を・・・


ご馳走様でした。

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