雨が冷たいとは限らないのです。

今日は盆の送り火です。
仕事帰りの道でも提灯を持って歩いている家族を見かけました。
そして、我が家でもお見送りを済ませました。

今日はそのお盆に合わせて珍しい花火をご紹介します。

これは江戸時代から続く例祭で、
五穀豊穣や天下泰平、家内安全を祈願して直径5m、高さ6mの仕掛け花火を奉納するという、
国選択・県指定無形民俗文化財にもなっている大畑鷲神社の「からかさ万灯」です。
江戸時代、干ばつに悩む農民が雨乞いのため大きな唐傘を同神社に奉納したのが起源だそうです。

私のお目当ては、その唐傘を花火に仕掛けた「からかさ万灯」です。
何年も前から見たかった願いがやっと叶いました。

お祭りの開始時間は19時半と聞いていました。
そして、仕掛け花火は21時からなので待ち時間はかなりあります。
でも私が仕事帰りに通った時既に警察の人が交通規制のために立っていて、もうぞろぞろと歩いて行く人達も…。

急いで帰宅し出直しました。

一番懸念していたのは、駐車場です。
到着時刻は19時過ぎくらいでした。
近くの小学校の校庭を解放していると言われ、行ってみると結構埋まっていましたが、
なんとか駐車スペース確保。
開始まで時間はまだまだあるので、車内でお弁当を食べながら時間つぶしをしていました。

ようやく開始時間になったと思った瞬間、目の前にいきなり花火がドカーン！









ビックリしましたぁ。
しばらく、車のところで花火見物をしていました。

私の足には副産物…。
かゆい！

花火が一段落して、お祭り会場へ歩き出しましたが、これがまた足元真っ暗な道。
駐車場から会場まではいくらか離れていて、生暖かい夜風が吹いていました。
真っ暗だと視覚以外のものが鋭くなるのでしょうか、
オシロイバナの香りがしていたり、川のせせらぎの音に気付いたり、
いつも以上に意外なものに反応している自分がいました。



少し行くと提灯が会場までを案内するように道なりにぶら下がっていまして・・・。



ん？よく見ると「からかさ万燈？」
え！？こっちの字を使うの？「からかさ万灯」じゃないの？
どっちが本当なのかしら・・・？
まぁいいかぁ・・・。



お馴染みの縁日ですよぉ。
ところが、最近の縁日に売っている子供向けのおもちゃ、すごいですねぇ。
ピカピカ光る棒のようなもの・・・・。
これ、一つが千円だそうです。



昔ながらの屋台。



一応、鳥居をくぐって行きました。



神社が見えてきました。

ちなみにこの神社、先月仕事帰りに一度下調べに来ているんです。





普段は、ひっそりとした神社です。

では、夜に戻しましょう。


待っている間にまた花火が打ち上げられました。




歌謡ショーやおかめ、ひょっとこ踊り、お囃子などもやっていました。
そして最後に「雨乞い囃子」というのが始まって点火となるそうだったのですが、
「雨乞い囃子」というのが、どういうのか知らなかったので、
わからないうちにいきなり、舞台から伸びている綱に火がついたかと思ったら、早い早い！



もう唐傘の方に火が点火されて、一気にパ～っと明るくなりました。
最初は赤い火でした。



そのうち白い火に・・

そして、その両方とも、細かな雨のような火の粉が下に落ちるのです。
シャワーのような、なんともその様子がとても綺麗でした。

なのにすみません、それを綺麗に写せなくて・・・・。
あまりに明るすぎて、私の技術も未熟で・・・、カメラ設定が良くなかったのです。
結局ボヤ～っとなってしまいました。



次第に火が消えていきます。
短時間の中で設定を変えてみて、やっとこの程度です（泣）
実際には、とても綺麗で見事だったのですよ。
見れただけでも待った甲斐がありましたけど・・・。

写真があまりに悲しいので、
別のサイトからお借りしてきました。
本来の姿をご覧になってみてください。







ね、綺麗でしょ？

大畑鷲神社の「からかさ万灯」
来年も挑戦してみようかなぁ・・・と思ったりして(笑)


明日は、次男の命日・・・。

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