「友情・努力・勝利」という子供ドラマのお約束を体現した日本のスーパー戦隊物の英語版ローカライズが全米放送されるや、意外なほど大ウケした。
「個人ではなく、友情で結ばれたチームが、色分けされたスーパーヒーローに変身する」という、日本人がもはや見飽きて、陳腐だ、幼稚だと卑下している、自分たちのビジョンの独創性に気づけず、アメリカ人がそのユニークさに注目して成功したパターンだ。
この「パワーレンジャー」は、そのハリウッドリメーク(しかも3度目とのこと)
じゅうぶん面白かったのだが、もっとスムーズな話運びで作れたら世界的大ヒット作に化ける潜在力をもっているとおもう。
次作の話もあるので期待してる。
ただし、このビジョンは現実に適用しようとすると、秒で腐敗し始めるので、いつまでも美しいおとぎ話の世界に止めて愛でるのがいいとおもう。
(My Favorite Songs)