哲学日記

澤木老師のカウンターパンチ

 

(禅に聞け 澤木興道老師の言葉 櫛谷 宗則編)より引用させて頂きます。


サトリとは損すること。

マヨイとは得すること。

(以上)



初めて聞いたとき「そんなばかな」と思ったが、

これが存外当たってるわ。

大多数の人は、真理である無常も無我も、理解することを恐れ、嫌悪し、無視してる。
真理を悟る唯一無二の入口である苦聖諦も激しく嫌ってる。
自分が死を超えられない存在だという最も基本的な事実さえ、実は認めてない。
なぜか。
無常・無我・苦聖諦・自分は死を超えられない、

これらのどれひとつでも認めれば、自分が大損するだけだと強烈に感じるからだ。別言すれば、理性で判断する前に脊髄反射で拒絶してる。

これはつまり、

大多数の人は事実上「サトリは損」と感じてることになる。
澤木老師はその世人の妄想に合わせて「損はサトリ」とカウンターを入れたのだ。


得はマヨイ。

損はサトリ。


 

 

 

 

 

 

 (My Favorite Songs)

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(過去記事再録)

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鉄の道サムライリスペクト
最近はChatGPTや生成AI等で人工知能の普及がアルゴリズム革命の衝撃といってブームとなっていますよね。ニュートンやアインシュタイン物理学のような理論駆動型を打ち壊して、データ駆動型の世界を切り開いているという。当然ながらこのアルゴリズム人間の思考を模擬するのだがら、当然哲学にも影響を与えるし、中国の文化大革命のようなイデオロギーにも影響を及ぼす。さらにはこの人工知能にはブラックボックス問題という数学的に分解してもなぜそうなったのか分からないという問題が存在している。そんな中、単純な問題であれば分解できるとした「材料物理数学再武装」というものが以前より脚光を浴びてきた。これは非線形関数の造形方法とはどういうことかという問題を大局的にとらえ、たとえば経済学で主張されている国富論の神の見えざる手というものが2つの関数の結合を行う行為で、関数接合論と呼ばれ、それの高次的状態がニューラルネットワークをはじめとするAI研究の最前線につながっているとするものだ。この関数接合論は経営学ではKPI競合モデルとも呼ばれ、トレードオフ関係の全体最適化に関わる様々な分野へその思想が波及してきている。この新たな科学哲学の胎動は「哲学」だけあってあらゆるものの根本を揺さぶり始めている。こういうのは従来の科学技術の一神教的観点でなく日本らしさとも呼べるような多神教的発想と考えられる。
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