哲学日記

よその大学の部室に侵入して一夜を明かした話

配信 Yahoo!ニュース

より引用させていただきます。

 

 

 このニュースを見て、ふと思い出したことがある。

もう半世紀以上前の話になるが、おれは大学生になって間もないある日の0時過ぎ、パジャマ姿で下宿部屋から出てドアをロックしてしまった。鍵は部屋の中。夜中でパジャマで金もない。

困り果てたあげくに、当時下宿アパートのすぐ近くにあったF大学キャンパスの部室棟に無断で入り、鍵のかかってない何部だかの部室で一夜を明かそうとした。

ところが、1時間後くらいに部員(たぶん)が一人入ってきた。

おれはすぐ「私はーー大のーーです」と、怪しいものじゃないアピールをし、自分の間抜けな事情をありのまま短く伝え、朝まで居させてほしいと頼んだ。もちろん「まともな理由」でないと自分でわかってた。

しかし相手は「…わかりました」と一言応じて、あっさり出て行った。

その足で通報され建造物侵入の現行犯で逮捕もおかしくなかったのに、どうやら彼は寛容に見逃すことに決めたらしい。

なぜなら、そのまま朝まで何事もなく過ぎて、おれは歩いて下宿に戻り、大家に鍵を借りて、事なきを得たからだ。

 

ずいぶん鷹揚な時代だったんだなと、上記ニュースの経緯と照らし合わせて、ちょっと思い当たったので書いてみた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(My Favorite Songs)

ダスティ・スプリングフィールド

「二人だけのデート」


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