以前紹介しましたが、
人間を活写した映画「愚行録」が、今再度
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GYAO!タイトル情報より引用させていただきます。
他人を語り、本性を現すのは、誰だ?
エリートサラリーマンの夫、美人で完璧な妻、そして可愛い一人娘の田向(たこう)一家。絵に描いたように幸せな家族を襲った一家惨殺事件は迷宮入りしたまま一年が過ぎた。週刊誌の記者である田中は、改めて事件の真相に迫ろうと取材を開始する。殺害された夫・田向浩樹の会社同僚の渡辺正人。妻・友希恵の大学同期であった宮村淳子。その淳子の恋人であった尾形孝之。そして、大学時代の浩樹と付き合っていた稲村恵美。ところが、関係者たちの証言から浮かび上がってきたのは、理想的と思われた夫婦の見た目からはかけ離れた実像、そして、証言者たち自らの思いもよらない姿であった。その一方で、田中も問題を抱えている。妹の光子が育児放棄の疑いで逮捕されていたのだ――。
背筋が凍る女同士のマウンティング!臼田あさ美演じる宮村淳子の証言映像 - YouTube
出演の俳優全員、演技力すごい。
けど、
自然状態の人間は、
貪瞋痴に死ぬほど苦しみながら、
実は、
その貪瞋痴を夢中で楽しんでいる。
ので、当然ながら
することなすことことごとく愚行オンパレード。
その点、この映画に本質的な意外性は、1㎜もない。
この貪瞋痴に無我夢中の
人間達がやらかす陰惨な愚行を
これでもかと並べた映画なので、
昔「にっぽん昆虫記」を観た時と同じ感想を持った。
この作品にはなんの哲学もないし主張もない。
強いて言えば
ひたすら生きんとする盲目の意志
の表象がスクリーンに終始坦々と映される映画だ。
しかし、そこがすごい所でもある。
誰だったか思い出せないが
映画の創生期に
映画が面白いのは、
それが現実だからだ。
と言った人がいた。
(My Favorite Songs)
タコ。
「踊るリッツの夜」