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ファーザー【吹替版】
gyao!タイトル情報から引用させていただきます。
第93回アカデミー賞®2部門<主演男優賞><脚色賞>受賞!老いによる思い出の喪失と、親子の揺れる絆を描く。かつてない映像体験で心を揺さぶる感動作。
ロンドンで独り暮らしを送る81歳のアンソニーは記憶が薄れ始めていたが、娘のアンが手配する介護人を拒否していた。そんな中、アンから新しい恋人とパリで暮らすと告げられショックを受ける。だが、それが事実なら、アンソニーの自宅に突然現れ、アンと結婚して10年以上になると語る、この見知らぬ男は誰だ? なぜ彼はここが自分とアンの家だと主張するのか? ひょっとして財産を奪う気か? そして、アンソニーのもう一人の娘、最愛のルーシーはどこに消えたのか? 現実と幻想の境界が崩れていく中、最後にアンソニーがたどり着いた〈真実〉とは――?
アンソニー・ホプキンスのすさまじい演技…映画『ファーザー』本編映像 - YouTube
アンソニー・ホプキンスが鬼気迫るぼけ老人を入魂熱演してる素晴らしい映画だ。
大昔観た「恍惚の人」森繁久彌のぼけ老人も凄かったけど、それ超えてる。
おれが老親を看取った実体験といろいろ合致する。頻発する物盗られ妄想。時空認識の混乱。つじつま合わせに嘘に嘘を重ねる驚異的でさえある空想力。
アンソニー・ホプキンスが幼子に戻ってしまうラストシーンを観て、死ぬ前日の母親に「兄やん助けて」とすがるように言われた時の困惑と痛みを思いだした。
(ぼけた老父と介護する娘)二人がたどり着いた答えに、世界が心を揺さぶられる感動作って宣伝文句に期待しないで。
揺さぶられるのは、希望でじゃなくて、絶望でだから。
しかし、
絶望的事実から目を背けて逃げ回ってばかりなら確実に何の解決もない。そういう人々は自分から救いを拒否してるからだ。
事実の正しい認識だけが、真の救いに導いてくれる。救いのない限界状況は、それを受け入れる覚悟のある者には、この上なく正しい報せになりうるからだ。ブッダの説く苦聖諦とはその意味だ。
(My Favorite Songs)