突然の訪問者

家の玄関ドアの直ぐ横にはビアノが置いてある。

 

その日の夜、娘がピアノを弾いていた時に、玄関の呼び鈴が鳴った。

時刻は9時半くらい。

 

日本も同じだと思うが、普通、9時を過ぎると、殆ど訪問者は来ない。

私と夫はベッドルームで、パソコンでゲームをしていた。

 

呼び鈴が鳴った時に二人で顔を見合わせて、

 

「一体誰？」

と目で会話した時、

 

ピアノを弾いていた娘が、

「何か荷物が届いたから助けて～」と夫を呼んだ。

 

「あなた、何か注文してた？

私はしてないけど…」

 

夫は

「ちょっと確かめて来る」

そう言って玄関へ。

 

ドアを開けた瞬間、

 

「オ～！」と言う声と共に、笑い声が。

 

友達が来たのかな？　と思っていると、

家に今いる里子が、

「荷物持ちの助けが必要みたい～」

と私を呼びに来た。

 

一体何の荷物だろう～？　と渋々と玄関まで行くと、

 

そこに在ったのは…

 

イヤ…在ったのではなくて、

 

居たのは…

 

ネバダ州に住む娘家族…

なんと、サプライズで尋ねてきてくれました！

 

ネバダは西海岸の方。

私達は東海岸の方。

一日をかけての飛行機での移動になります。

 

ビックリだったのですが、今春に予定していた日本旅行がキャンセルになり、夏に予定していた彼女の夫の実家への旅行もキャンセルになったから、有休を消化しないといけないと言う事で、10日間の休みをとり、

サプライズで突撃してくれました。

 

子供たちは知っていたようで、皆グルになってました。

 

でも、孫に会えて凄く嬉しかった。