初読(4)+再読(2):6冊
読書メーターより。
7/24:湊かなえ「豆の上で眠る」(再読)
文庫化購入で再読。印象的なタイトル。アンデルセン童話「えんどうまめの上にねたおひめさま」はお姫様の感じやすさが本ものの証拠だけど、結衣子は違和感を覚えたことで苦しむことになる。読んでる自分も豆を感じるように先が気になる。本当のことを知った結衣子は豆だけでなくその上にかぶされた布団により痛みを感じたのだろう、隠し事はゆがみを生じる。でも一番悪いのは豆を仕込んだ人間で巻き込まれた人たちを責めるのは気の毒にも感じる。誘拐事件での母親の行為は行き過ぎとは思うけど噂等で被害者側が苦しむのは理不尽と思う。
(反応:22)
7/20:三浦しをん「政と源」
元銀行員の国政とつまみ簪職人の源ニ郎は73歳の幼馴染。粋な感じの源に対して政はちょっとひがみっぽい印象を受けるけど、空襲で家族を亡くした過去の夢にうなされる源を気遣う政が印象的、お互いに支え合ってる関係と感じる。源の弟子徹平くんとその彼女マミさんがとても好感持てる。高齢者と若者の会話も楽しい。正式名称を知らなかったつまみ簪への興味もわいた。妻と別居中の政、昔の嫁の苦労は母親を見てるし私自身義母の介護にイライラするときもあるから妻と娘の言い分も頷けるけど、政の家族への想いは本物。清子さんは幸せと思う。
(反応:19)
7/12:東野圭吾「素敵な日本人」
短編9作、軽く読める。オチの痛快さやなるほど感、人情話っぽかったりSF的なもの等色々楽しめた。年中行事との関連や、登場人物の気質に(悪い部分も含め)日本的な感じを受けタイトルも納得。
(反応:36)
7/8:宮木あや子「校閲ガール ア・ラ・モード」
「校閲ガール」2作目、スピンオフ短編集。シリーズ1作目より面白く感じた。校閲の仕事だけでなく出版界の色々興味深いし、登場人物みんなキャラが楽しい。シリーズの主人公河野悦子の出番は少ないけど、各話の主人公目線で語られる彼女がより魅力的に感じる。特に米岡さんに関しての河野っちの発言が笑えるし素敵。おまけのマンガも面白かった。加奈ちゃんは確かドラマには登場してなくて残念。
(反応:7)
7/5:宮木あや子「校閲ガール」(再読)
ア・ラ・モード文庫化購入で1作目再読。「地味にスゴイ!」放送中での初読み時はドラマの印象が強くて、原作は結構違う、ということを強く感じていた。脚色の巧さやキャストの満足感でドラマの方が好みと思っていたけど、今回読み返しでは小説の方が好きな部分も感じてどちらも面白いと思う。SPドラマも楽しみ。校閲の仕事は興味深い、作家さんはかなり助けられているとわかった。
(反応:16)
7/4:村山早紀「桜風堂ものがたり」
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<メモ>
病院:7/5(Y)、7/26(K)
*4週1飲:リカルボン
ケアマネさん来訪:7/12
Tさん:7/14、7/30
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