「37歳で医者になった僕」Final case
ー僕が医者を続けるただ一つの理由ー
ドラマスタート前、祐太が名刺を出して挨拶するスポットを見たときは、脱サラだからそのイメージとして名刺を番宣用として使ったんだろうと思っていた。
2話で本編に実際に紺野祐太の名刺が出てきたときには、正直私はそれほど大きく共感できることでもないように思っていた。
ただ、ラストシーンで、医者が名刺を配る相手は患者ではないんだよ、と言った佐伯教授と、患者の役に立ちたいと名刺を配る祐太との対比としては面白いと感じていた。
4話終了後にジャニ波のブログで名刺は木村Pの実体験だと知って、お医者さんに直接連絡できるよう名刺をもらったら確かにありがたいことではあるよね、って思い、医者の名刺っていうのは今までの医療関連ドラマで私は見たことないし、これは新鮮でいい小道具になってるぞ、と好きになっていた。
伊達さんが祐太の名刺を捨てていて、再度渡しに行ったときのシーンも良かったし。
そして最終話、患者となった佐伯教授が祐太の名刺を思い出して連絡した、ってとこ、おぉ!巧く繋がってる、って思ったし、ラストシーンは新しい名刺の登場。
”紺野祐太の名刺”は、私が当初感じていたよりいい仕事したと思う。(笑)
佐伯教授曰く「今年の研修医達は揃って不出来」
この”不出来な研修医たち”を愛情たっぷりに語った新見先生「研修医連中は治療の継続を希望しています。佐伯先生をなんとか助けたいって。ホント不出来な連中ですよね、上司に藷ヒくなんて」ウルウルだよー。
「若いものは青臭いことを言いたがる」って言われて部屋を出たあと、ふと立ち止まって「若くなくてもいるだろう、青臭い奴が」っていうのも良かったー。
新見先生がずっと悪役させられてたとき、祐太を正当化させるための単純な描き方にしか見えなくて嫌だったけど、9話で心情ぶちまけてからの新見先生の描き方はホント良かった。
データ見てるだけの診察じゃなくて、ちゃんと患者さんの言葉を聞いて触診するようになったしね。
愛妻弁当の森下先生と、個性的なデカ弁の瑞希との会話も良かった。
森下先生の医者になるきっかけだったドラマ「ミラクルドクター治子」の話題からはじまって
「青臭いのは若さの特権だ」「それは違うと思います。青臭いのは自分を変えようとしている人の特権ですよ。」
権力を手にして初心を忘れた佐伯教授、忘れそうになった森下先生、二人とも、青臭さイコール若さ、と思い込んでいたし、実は私も正直そう考えるのが普通だと思っていたけど、人は何歳になっても青臭さを捨てる必要はないよね、って感じることができた。
青臭さを捨てたくないということに気づいた森下先生に対して「私は教授の器ではありません。ですが、経営面でサメ[トするくらいの力はあります。トップが甘党の方でも青臭い方でも」って言った中島准教授もカッコ良かったよ!
すずのことで泣いている瑞希に「まだ泣いていい状況じゃないでしょ。5分だけよ」って言った相澤師長素敵だった。
瑞希のことについて、「切り替え早い」って言った下田先生に「違うと思うよ」って瑞希の感情に気づいた谷口先生、研修後は大学院から希望して外来診察、しっかりした顔になってた。
谷口先生の出番もっと欲しかったなぁ、実家の病院のこととか結構エピができそうな気がしたのに。
佐伯教授と祐太のシーン、とても良かったと思う。
患者さんを助けることだけを考えて医者を続けていくと言い切る祐太。
それまで関わった患者さんの回想シーン、ゲスト患者さんたち素晴らしかった、思い出してウルウル、と同時に、こうゆう患者さんとのエピをもっと見たかったんだよおぉ、と正直思ってしまった。
毎回は無理だっただろうけど、11話のうち回想シーン登場のゲスト患者さん林田くん含め8人、ダブって登場もあったから回数だと6話だけってゆうのは少ないんじゃね?
患者さんとの関わりを描く中で、祐太だけじゃなくて他の研修医、医師の心情をもっと見せて欲しかった。
祐太は、患者さんと向き合う姿勢、コミュニケーションが大切という考え方をしている。
正面から見て読み取ることができる手話というコミュニケーションを使うということで、すずの失声症設定は祐太の考え方とリンクしている感じで私は良かったと思っていたし、当初腎不全は研修先を東央医科大にしたという理由付けだと思っていた。
でも、9話以降のすず関連シーンは苦手、私はすずが亡くならなかったとしても、すず関連を終盤に入れて欲しくなかった。
状態安定してて児童館で働き出して林田くんに会い、祐太との関係を見つめなおし、感動のプロポーズですず関連は終わらせて、あとは病院内のことじっくり描いて欲しかったよ。
可愛い過去回想は7話プロポーズより前の段階で見せて欲しかったよおぉ。
全体的な感想として、キャストさんみんな自然で見やすかったし、いい台詞が多かったし、祐太も味があったと思うし、良かったんだけど、なんかスッキリしない、どこか惜しい感がある、私にとっては謎のドラマであった。(^^;
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メモ
義父病院:6/18(眼科、M)、6/22(A)
義母病院:6/3(T)、6/5,6,8,15,23,30(M)、6/9(K薬)
ケアマネさん来訪:6/21
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きーた
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