六日のあやめ

「嘘の戦争」第9話感想

「嘘の戦争」第9話
新聞ラテ欄:最終章へ 恩人に復讐・・宿敵一族と全面戦争へ

合成写真ばら撒きは浩一の妄想という嘘シーンでしたかー。
予告で騙されてたことがむしろ嬉しかった嘘。
妄想を映像で見たことで、浩一が三瓶先生への復讐を思いとどまるまでの葛藤や、浩一を驚かせた写真の裏には何が書かれていたのか?という興味もより大きくなった。
妄想から音が途切れて切り替わった苦悩の浩一がまた神ってて息を止めて見入ったし、その後の感動シーンがさらに深まった。

写真の裏に書かれていたのは由美子さんの誕生日、それは浩一と同じ日。
父親なら娘の誕生日に帰宅したいはずなのに浩一に寄り添うことを優先していた三瓶先生の優しい嘘。
今まで何度もあった浩一の誕生日回想シーンや、前回8話で前半に入った施設の子供の誕生日シーンが最後のシーンの辛さを深めていたのが今回も繋がっていて、今度は逆に温かい感動となった。
ホント涙だだ溢れ、このシーン思い出すだけでウルウル。
父親に捨てられたと思い込んでいた由美子さんも30年前の事件の犠牲者とも言える。
浩一の企みが結果的に父親との和解になったし、少しの会話でも人格者と感じられた彼と結婚して幸せになれるだろう。
予告が心配、三瓶先生が六車に酷いことされませんように。

三瓶先生たちと別れた浩一にハルカが待っててホッとした。
楓に浩一のことをお願いしたときのハルカも好き。
ハルカが悲しむ姿は見たくない。
浩一と二人で別の国で詐欺を続けるのは難しいだろうなぁ、浩一は一人で消えそう。
ハルカは三瓶先生の施設を手伝うとか少しでも幸せを感じられるラストにしてあげて欲しい。

楓が浩一に、9歳の千葉陽一くんを許してあげて、って言ったのはジーンとした。
浩一もあの言葉は響いたと思う。
でも私は、二科家の人間はもっと父親の罪を重く考えるべきだと思う。
楓は何も悪いことはしてないわけだけど、二科家の人間として浩一に謝罪するという考えはないのか?
少年の浩一が嘘をつかなければ殺されていただろう、というのは五十嵐の言葉ではあるけど、殺されるなんて恐ろしいことを自分の口に出すことができるって私にはわからない。殺人示唆したのは自分の父親なのに。
父親を許さないと糾弾したけど、千葉一家殺害の真相を公表するようにとは言わない。
ストーリー展開として現時点ではそうゆう形にはできないんだろうけど、一生騙して欲しかったとか、楓は自分の気持ち優先のように感じてしまう私はひねくれているかなぁ。(^^;

二科会長の記者会見はあまりにも酷くて、二科家への怒りが今までよりもっと大きくなった。
浩一が楓に言った「晃さんどうしてんの?」って言葉がなんだかほっこりして、晃に未だに憎めない気持ちあるけど。

百田とカズキは隆に取り入ったけど、浩一と百田の関係は元々騙し騙されの詐欺仲間で理解し合ってると思うから、嫌な気持にはならなかった。
カズキは最終的に浩一の味方になりそうだし。

9話は特に脚本や演出の巧さを感じたけど、草なぎ剛がこのドラマのクオリティを上げているということも改めて思った。
それに、ビジュアルが最高でうっとり感がひっきりなしっていうのも嬉しい。
なんてったって浩一がソファに横になってるだけでも惹きつけられるんだから、美しい顔に惚れ惚れだよおぉ。
どんな最終回になるのか楽しみだけど、終わるのが寂しいから今は早く見たいという気持ちはなくて来週になるのが浮「くらい。

3/6めざましテレビでの剛くん素敵だった。
俳優としての草なぎ剛も素晴らしいけど、彼の肩書は「元々SMAP」である。
元SMAPではない、元々SMAPの草なぎ剛はただ者ではない。最高!

コメント一覧

きーた
<拍手コメントへのお返事>
無記名さんへ
読んでいただきありがとうございます。
ドラマを見て色々感じてもいざ書こうとすると結構難しいですよね。
私もうまく書けなくて恥ずかしいですが、満足度の高いドラマを見ることできて嬉しい気持ちを残し残しておきたいと思い書いてます。
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