六日のあやめ

読書記録('18.5月) 

'18.5月読書記録
初読(4)+再読(1):5冊・コミック2作品6冊

朝ドラ「半分、青い」は放送開始時点では見てなかったけど、くらもちふさこ先生の作品が登場してから見るようになった。
「白いアイドル」から「いつもャPットにショパン」までのコミックスは全部今も手元にある。
ちなみに妹の倉持知子先生の「青になれ!」もある。
今は雑誌を買うことはないけど、かつて私が読んでた少女漫画誌は「りぼん」「週刊マーガレット」「別冊マーガレット」「ぶーけ」「花とゆめ」懐かしい。
5月26日発売の7月号で休刊になった「別冊花とゆめ」は買ってなかったけど(^^;、ほぼ全作コミックス購入している好きな漫画家さん(遠藤淑子、川原泉、日渡早紀)お三方はもちろん別冊花とゆめ掲載作品があったわけで、やっぱり寂しさ感じる。

西加奈子氏「まく子」映画化で、草なぎ剛さんが父親役といううれしいニュース。
映画公式サイト
私は既読小説の映画化は、原作と違う部分や読んだとき浮かんでいた登場人物のイメージ違いが気になり、映画観ると原作の方が好きだと感じることが多いけど、今回は主要キャスト知った上で読んでイメージを重ねやすかった。原作との違いがあっても映画を楽しめそう。
父親は不倫2回もしてるエロ親父だけど憎めないし、主人公の成長に関わる重要なシーンもあり、剛くんがどう演じるか興味深く、期待でいっぱい!

読書メーターより

5/26【スーツケースの半分は (祥伝社文庫)/近藤史恵】
主人公が変わる各話に青いスーツケースが違和感なく渡っていく。9話あるけど友人4人でのバトンタッチ後も自然に繋がっていき、最終話ではメモ用紙の謎もとけて、見事な連作短編集だと思う。
素直に自分を見つめ直すことができる登場人物みんなに好感持ち、どの話もグッとくる。
爽やかな読後感。 大崎梢さんの解説も好き。

5/20【まく子 (福音館の単行本)/西加奈子】
西加奈子さんの小説を読むのは4作目。共通して私が感じるのは、生々しかったりあまり綺麗でないと思う表現があることにちょっととまどうけど、ハッとさせられることが多く、人は優しさ強さ美しさを持っていると感動する。
本作はコズエの神秘性がとても興味深かったけど、まさか本当だったのかいーとビックリ。(笑)
タイトルの意味は冒頭わかったけどクライマックスの美しさでさらに納得。
慧の成長に説得力を感じる。 校長先生と小菅先生素敵。
映画化で父親役に私が大好きな草なぎ剛さん、意外さは少しあるけど違和感はない。楽しみ!

5/18【ちはやふる(38) (BE LOVE KC)/末次 由紀】
名人・クイーン戦の挑戦者決定戦に新、太一、千早の3人が揃う嬉しさ。
新と太一の対戦、なるほどと思う。メガネ君は「相手の邪念」ははねのけられるが「自分の邪念」に耐性がないー深いなぁ。
初めて会ったときは栗大福もらえなかった太一が周防さんに「おれが勝ったら言うこと聞いてください」という場所まで来て感慨深い。
「けっきょく〇〇くんが勝つと思うんで」はネタバレっぽいけど。(^^;

5/15【酒の渚/さだまさし】
「GOETHE」連載読んでなくて早めの書籍化ありがたい。と言いつつ3月発行なのに今は5月。(^^;
過去の著作物やコンサートトーク等で知ってる話が多いけど、酒にまつわる思い出を綴る形になるほどと思う。
新潟のオヤジさんの話は私は初めて知った。身内の不始末、しかも刑事事件なのに「全て社長である私が指示したこと」と言い張り実刑を受ける・・ビックリした。「最高責任者は全ての責任を負うべき者」オヤジさんの言葉に頭が下がる。ただ、実際に横領した人物も罪を負うべきではないかと私は思ってしまうけど。(^^;

5/11【明日の子供たち (幻冬舎文庫)/有川 浩】
文庫化購入で再読。有川作品の中でも特に好き。
児童養護施設に入所している子供たちの気持ちと、職員たちの想いや葛藤に胸をうたれる。
退所後支援は本当に大切だと思う。 施設が望む事が具体的にわかったことも印象的、企業から音楽会等招待されても職員が多忙で辞退する場合がある等、なるほどと思う。
文庫本解説が、本作に出てくる奏子から作家への「手紙」を、実際に有川さんに送った当事者(今は支援者でもある)の方というのも感動的。

5/8【いつもャPットにショパン(全5巻) (マーガレットコミックス)/くらもち ふさこ】
朝ドラ「半分、青い」きっかけで再読。37年前に買ったコミックスが今も手元にある私って・。(笑)
好きなシーンいっぱいだけど
1巻で1つあげると、子供の頃のきしんちゃん、自分がいじめられても泣きまねで逃げてるけど、麻子がからかわれたときにしかえしするカッコ良さ!
2巻で1つあげると、逆恨みしてた折田さんが麻子の演奏に感激して改心、麻子もそれを聞いて自分の手の重さを感じるところ。
3巻で1つあげると、コンクール参加に関して松苗先生から叱責のように尋ねられて言い訳しないで素直に謝る麻子と、先生も麻子がうぬぼれの強い人間ではないとわかっていたところ。
4巻で1つあげると、松苗先生が学校からいなくなるときみんな冷たいと思っていた麻子が、他の生徒
はそうじしながらひそかに見送ったと知り、自分が劣っていたとわかるところ。
最終巻、きしんちゃんが自分が幸せになる考え方に変わって良かった。
1番好きなシーンは、須江愛子公開レッスンでのお母さん「麻子はシチューが得意です」

5/5【かがみの孤城/辻村 深月】
読了時の満足感がとても大きい、本屋大賞受賞に納得。
最初は、いじめ問題と、不登校の中学生たちの成長物語だろうけどファンタジー色強すぎる感じ、と思って読んでいたけど、狼面の少女は重要だった。
学校でみんなが何故会えなかったかはマサムネの説ではないことを前から予想つけてた通りだったけど、クライマックスのドキドキ感が大きい。こころが気付いたことを確認し合うシーンは楽しく、未来への約束に感涙。エピローグでさらに大きな感動、ずっと涙があふれ続けた。

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<義母介護メモ>
病院:5/2(K)、5/28(Y)
*4週1飲:リカルボン
ケアマネさん来訪:5/25
Tさん:5/13
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