毎日義父母のところに通って食事を3食準備しているんで、その合間では映画上映時間が合わないから「あなたへ」を観に行くタイミングを作るのは難しかったんだけど、義父がデイサービスでいなくて義母だけの昼食だったら結構早めに食べ終わってくれる。
昨日はたまたまいつもより早めに食べ始めて片付けも終わって時計を見たら12時半より前、あ、水曜日はレディースデーだったと気づく。
映画館まで道が混まなければ25分弱で行ける、13時上映に間に合うかも、即座に判断して車に飛び乗った。
計算通り上映5分前に到着。
入ったらほぼ満席だったけど、うまいこと見やすい席が一つ空いていて座ることができた。
剛くん主演映画はこんなにいっぱいなときないのになぁ、と正直ビックリした、かなり年配の方ばかりで男性も多かった。
で、その映画館は”ユナイテッド・シネマなかま”なんだけど、ロビーに「中間市出身の高倉健さん主演作」って書かれている大きな宣伝ボードがあって、共演者と一緒の写真も数多く載っていた。
高倉健さんが福岡県ご出身ってことは知ってたけど、我町から割りと近い中間市とは今まで知らなかった。
地元だから、もしかすると映画鑑賞された方の中には、健さんを個人的にご存知の方もいらしたかも。
映画の感想としては、人は何があっても時を止めずに生きていかなくちゃいけない、ってこととか、旅の中での人とのめぐり逢いの不思議とか、「一期一会」って言葉を強く感じた。
ただ、正直私はストーリーが特にいい、とは感じなくて、内容というより俳優の魅力を観せている映画のように思ってしまった。(意見には個人差があります。^^;)
倉島と洋子ご夫妻のエピは温かいとは思うけど、寂しさを感じる夫婦だと思った。
洋子が最後に伝えたかったことは、大切なものを失っても時を止めないで、ってことなのかな?的外れかもしれないけど、天空の音楽祭のときに洋子が倉島から言われた言葉と同じことを伝えたかったのかも?と思った。
何故妻は生前にその想いを伝えなかったのか?ってこととか、最後に倉島がそれをどう受けとったのか、っていうこととか、正直スッキリとはわからなかった。風鈴エピは結構わかりやすかった。
役名しっかり覚えてなくて調べる余裕もないんで俳優名になっちゃうけど、夫婦の関係性としては、長塚さん、原田さん夫妻が好き。「俺は嫌だからな」ってはっきり言うことができるダンナのほうが私はいいと思う。
そして、ストーリーとしては、余さんと綾瀬はるかさん母娘関連のほうが切なくて胸をしめつけられた。
南原さん(これは役名)が訳あり人物ってことは平戸の地名への反応でわかったし、余さんがメモを見る様子でも何かあるとわかったし、散骨シーンを見た時には、何故アレを流さないの?と思ったから、倉島が電話で南原さんを呼び出して会った時点で、多分あーゆうことだろうな、と予想できた。
倉島は何故それがわかったんだろう?とちょっと気になったんだけど、余さんが、アレを流して、って倉島に頼むとき、何故あんなに必死になっているんだろう?と私も思ったから、そのときに気づいたのかもしれない。
ってことは、余さんはアレがそこに確実に届くことを信じて倉島に頼んだってことだよね。
犯罪ってことになるから難しいだろうけど、会わせてあげたいよなぁ、せつない。
剛くん演じる田宮は、静か過ぎて正直退屈感も出てきそうな流れの中で、明るく笑いャCントにもなっててとても良かった。
お調子者キャラなんだけど実は寂しさも持っていた。
それでも明るく自分のすべきことをしている田宮の様子を倉島が見る、ってシーンは結構深いんでないかい?と思った。
ビートたけしさんの正体は、最初の夜に車から外を見てる顔で予想していたんだけど、翌朝山頭火の本を置いていっただけだったから、あら?違うのね、と思っていたら、最後はやっぱりだった。(笑)
「本は倉島さんのもの」っていう言葉が良かった、奥さんに先立たれたってことは多分本当だろうな。
一番感じたことは、ネタバレなしで感想を書くのは難しい映画だなぁ、ってことかも。
正直本筋の倉島夫妻のことより、ネタバレしたらまずいよね、っていうサイドストーリーの衝撃度が一番面白く感じた。(意見には個人差があります。^^;)
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きーた
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