「37歳で医者になった僕」case8
ー医者と患者が向き合うことの意味ー
剛くんが憑依する人物の本気モードはやっぱいいなぁ。
「こんな古い手紙より、今の下田先生の気持ちを受け止めてもらえませんか」
「僕らにできることは患者さんを治すためのお手伝いです。そのためには、患者さん側にも医者と向き合っていただく必要があるんです。」
よっしゃ!祐太よく言った!
向き合うっていうのは一方だけじゃ成り立たない、祐太が度々口にする患者さんとの信頼関係も、医者と患者双方が向き合ってこそできること。
今までは医者側が信頼を得るように努力すべきって感じだったけど、患者側の心持ちも必要ってことが描かれて良かった。
”今の伊達さんと向き合う下田先生の気持ち”って言葉は、医大に受かった佐伯くんに伊達先生が言った”今の心を忘れるな”と関連してる感じ。
佐伯教授はもしかするとその言葉を覚えていたのかもしれない、でも今は自分が変わったことを自覚していて、自分自身にも随分昔のことだ、と忘れたことにしているのかも。
その言葉にこだわっていたのはむしろ伊達さんのほうで、大学病院で出世した教え子が今も自分の言葉を大切にしているはず、ってことに自分の存在価値を感じていたのかも。
下田先生が「佐伯教授に診てもらいたいらしい」って言ったとき、祐太が「ホントにそうでしょうか」と言ったこと、伊達さんは、佐伯教授の診察自体を受けたいというより、恩師を忘れてないだろう、自分は教え子にとって過去の人間ではない、と願うような気持ちで、佐伯を呼べ、って我儘言っていたのかな?と思った。
自分を省みることができた伊達さん、下田先生を信頼して素直に自分の弱さをさらけ出し、術前検査は笑顔で受けることができた。下田先生の気持ちが通じてホントに良かった。
でも結局は悲しいことになってしまった。
ただ、ドラマとしては衝撃展開に私はワクワクしてしまった。
レントゲン写真を見て肺真菌床に気づいた新見先生、その様子を見て瑞希もカルテを見て気づき、さらに瑞希の様子を見た祐太も伊達さんのカルテで気になることを発見。
レントゲンは8ヶ月前と2ヶ月前のもの。外来診察した佐伯教授の見落としミス?
多分中島准教授と新見先生はあえて古いレントゲンのことは言わずに、最新の検査でわかったこととして、入院してすぐにレントゲンを撮れていたら、と説明したんだろうな。
もっと早く検査をするように説得できていたら、って自分を責める下田先生だけど、多分佐伯教授が正しい診断していたら手遅れにはならなかったはず。
必要以上に院内情報詳し過ぎる石浜さん曰く「この時期スッキャンダルが表に出やすい時期。相手陣営のミスやら秘密探りまくり」
中島准教授と新見先生だけでなく、森下先生と瑞希も佐伯教授のミスは隠したい?
でも祐太は黙っているはずない。
今回は新見先生が有能な感じになってたことが私はうれしくて、次回も新見先生の心情が詳しくわかりそう。
わおぉー、来週が楽しみ過ぎる!
今回は祐太のいろんな表情を見ることできてうれしかった。
どちらかというとシリアス顔のほうが好きな私だけど、伊達さんに再度名刺を渡したとき、非常識で問題の多い元サラリーマンの研修医がいて困る、って聞いてるときの顔が良かったー。
うれしい話ではないはず、非常識で問題多いって言われてるんだから神妙な顔になりそうだけど、なんだかテレ顔で、あんた褒められてねーよ、ってツッコミたくなる表情、でもあーゆう顔になるのが実はピッタリって感じた。
佐伯教授は伊達さんにきちんと対応して診察してなかったようだけど、問題ありの研修医の愚痴を恩師に話す、っていうことを、伊達さんはうれしく感じていたのかもしれない。
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きーた
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