8月も終わりますね。
教職を目指す大学生諸君は、教員採用試験が終了し、一息ついているところでしょうか。
教員採用試験に受かれば、晴れて新任教諭として
それがだめでも、どこかで臨時採用教員として、教職につく人も多いでしょう。
そんな、これから教師になる大学生諸君へのアドバイスを、今日は書きたいと思います。
今日の記事の対象は、教員採用試験の合否にかかわらず、教員になろうと決めている大学4年生の諸君です。
大学卒業まで、残り半年。
果たして何をやるべきでしょうか。
卒業研究に打ち込む?
思い出作り?
それとも自己研鑽のためのボランティア?
まぁ、色々あると思いますけど
自分が思う、最もやるべき事は
教材研究・授業準備
だと思います。
教師というのは、ある意味では異常な職業です。
普通の会社なら、新卒の新入社員なんて、何もできない、何も知らない新米だと思われていますから
まずは、数週間から数ヶ月の新人研修で、ビジネスマナーのイロハからみっちり学びます。
それを修了するまでは、お客様や取引先の前に出してもらえない、というのが普通でしょう。
ところが教師は、新任校に赴任して、一週間もしないうちに始業式を迎え、教壇に立ち「先生」になるわけです。
学級担任を任される場合も多く、そのときはいきなり授業をし、学級経営をしなければいけません。
そして、学級が崩壊したり、授業がうまくできなかったりしても
「私は新米だからしょうがない」という態度を少なくとも生徒と保護者にすることは当然できません。
教員にも、初任者研修というものがありますが、これは日々の業務の合間に、1年間かけて行うものですから
一般企業の新入社員研修とは大きく性質が異なるものです。
そんな状況ですから、はっきり言って、教師になってから授業のやりかたを教えてもらう時間は十分にとれません。
「とりあえず授業やれ」「わからないところは後から先輩の授業見るか教えてもらえ」
という習うより慣れろな状況になります。
それに加えて、多くの事務仕事や部活動指導、保護者対応などをやらなければいけません。
最初の頃は、これらを形にするだけでもいっぱいいっぱいになるはずなので
これらをこなした上で、十分に授業準備をする……そんな余裕は無いはずです。
教師の主たる職務は授業を行うことのはずなのに、おかしいですよね。
ですがこれは現実。我々現場の教師が騒いでもこの状況は変わりません。
いつかこの状況が改善されることを夢見ながら、やるべきことを必死こいてやるしかないのです。
ですので、大学生で比較的余裕があるうちに、ぜひ授業の準備をするべきです。
担当の学年もわからないのに、と思うと思いますが
逆です。
どの学年をやれと言われるかわかるのは、4月の頭。
そのときに、どの学年をやれと言われても大丈夫なように、準備をしておくべきなのです。
いきなり中3をやらされるパターンもありますよ。
彼らは受験生。
授業の責任は重大です。
では、授業準備とは、何をやれば良いでしょうか。
指導案を書けとは言いません。それは手間がかかりすぎます。
簡単な単元指導計画や、すべてじゃ無くて良いですから、授業の構成メモを作りましょう。
授業の構成メモは、導入-展開ー終結の概要を書く程度で良いです。
そして、使うであろう器具の使い方を再確認してください。
理科であれば顕微鏡とか。できるだけボロいやつで。
学校の備品は、たいていボロいですから。
良い道具になれてると逆につらいですよ。
教育学部であれば、生徒役と教師役に分かれ、有志で模擬授業をやるのも良いでしょう。
それが難しければ、教育実習先の生徒像を思い出し、授業を行う空想をしてください。
イメトレみたいな物です。
このブログで何度も言っていますが
「教師は授業で勝負するべき」と偉い人は言いますが、授業以外の仕事が多すぎます。
特に、新任は勝手がわからないので、授業準備にまで行き着かない危険性が高いです。
今の自分は、勉強の得意な子、苦手な子、やる気のある子、無い子、発達障害がある子、これらをごちゃ混ぜにされた40人弱の集団を相手に、授業ができますか?
ぜひ、それを自分に問うてみてください。
教職を目指す大学生諸君は、教員採用試験が終了し、一息ついているところでしょうか。
教員採用試験に受かれば、晴れて新任教諭として
それがだめでも、どこかで臨時採用教員として、教職につく人も多いでしょう。
そんな、これから教師になる大学生諸君へのアドバイスを、今日は書きたいと思います。
今日の記事の対象は、教員採用試験の合否にかかわらず、教員になろうと決めている大学4年生の諸君です。
大学卒業まで、残り半年。
果たして何をやるべきでしょうか。
卒業研究に打ち込む?
思い出作り?
それとも自己研鑽のためのボランティア?
まぁ、色々あると思いますけど
自分が思う、最もやるべき事は
教材研究・授業準備
だと思います。
教師というのは、ある意味では異常な職業です。
普通の会社なら、新卒の新入社員なんて、何もできない、何も知らない新米だと思われていますから
まずは、数週間から数ヶ月の新人研修で、ビジネスマナーのイロハからみっちり学びます。
それを修了するまでは、お客様や取引先の前に出してもらえない、というのが普通でしょう。
ところが教師は、新任校に赴任して、一週間もしないうちに始業式を迎え、教壇に立ち「先生」になるわけです。
学級担任を任される場合も多く、そのときはいきなり授業をし、学級経営をしなければいけません。
そして、学級が崩壊したり、授業がうまくできなかったりしても
「私は新米だからしょうがない」という態度を少なくとも生徒と保護者にすることは当然できません。
教員にも、初任者研修というものがありますが、これは日々の業務の合間に、1年間かけて行うものですから
一般企業の新入社員研修とは大きく性質が異なるものです。
そんな状況ですから、はっきり言って、教師になってから授業のやりかたを教えてもらう時間は十分にとれません。
「とりあえず授業やれ」「わからないところは後から先輩の授業見るか教えてもらえ」
という習うより慣れろな状況になります。
それに加えて、多くの事務仕事や部活動指導、保護者対応などをやらなければいけません。
最初の頃は、これらを形にするだけでもいっぱいいっぱいになるはずなので
これらをこなした上で、十分に授業準備をする……そんな余裕は無いはずです。
教師の主たる職務は授業を行うことのはずなのに、おかしいですよね。
ですがこれは現実。我々現場の教師が騒いでもこの状況は変わりません。
いつかこの状況が改善されることを夢見ながら、やるべきことを必死こいてやるしかないのです。
ですので、大学生で比較的余裕があるうちに、ぜひ授業の準備をするべきです。
担当の学年もわからないのに、と思うと思いますが
逆です。
どの学年をやれと言われるかわかるのは、4月の頭。
そのときに、どの学年をやれと言われても大丈夫なように、準備をしておくべきなのです。
いきなり中3をやらされるパターンもありますよ。
彼らは受験生。
授業の責任は重大です。
では、授業準備とは、何をやれば良いでしょうか。
指導案を書けとは言いません。それは手間がかかりすぎます。
簡単な単元指導計画や、すべてじゃ無くて良いですから、授業の構成メモを作りましょう。
授業の構成メモは、導入-展開ー終結の概要を書く程度で良いです。
そして、使うであろう器具の使い方を再確認してください。
理科であれば顕微鏡とか。できるだけボロいやつで。
学校の備品は、たいていボロいですから。
良い道具になれてると逆につらいですよ。
教育学部であれば、生徒役と教師役に分かれ、有志で模擬授業をやるのも良いでしょう。
それが難しければ、教育実習先の生徒像を思い出し、授業を行う空想をしてください。
イメトレみたいな物です。
このブログで何度も言っていますが
「教師は授業で勝負するべき」と偉い人は言いますが、授業以外の仕事が多すぎます。
特に、新任は勝手がわからないので、授業準備にまで行き着かない危険性が高いです。
今の自分は、勉強の得意な子、苦手な子、やる気のある子、無い子、発達障害がある子、これらをごちゃ混ぜにされた40人弱の集団を相手に、授業ができますか?
ぜひ、それを自分に問うてみてください。