「学校再開ガイドライン」詳しい内容は?
新学期からの学校再開に向けて文部科学省は政府の専門家会議の提言を踏まえてガイドラインを作成しました。その詳しい内容です。
3条件重複 徹底的に避ける
ガイドラインでは、保健管理などの徹底として、これまで集団感染が確認された場に共通する、
▽換気の悪い密閉空間で、
▽多くの人が密集し、
▽近距離での会話や発声が行われるという3つの条件が同時に重なる場面を学校において徹底的に避けるため、換気の徹底や近距離での会話などの際のマスクの使用など具体的対応を明示しています。(後略)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/9d/b902c8a3a784c37386a4fde5cf0f9b99.jpg)
(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200324/k10012347031000.html?utm_int=news_contents_news-main_003)
一次情報は文科省が示しているこちらの通知なんですけど、正直、読む気しないと思うので、先ほど紹介したNHKのもので良いかと思います。
ちなみに、これはあくまで文科省が示したガイドラインです。
これを受けて、実際に再開するか、それとも休校を延長するのかを決めるのは、各自治体の教育委員会になります。
ただ、このようなものが示されたということは、「十分に気をつけて再開の方向に向かっていってね」という示唆だと解釈することができます。
さて、先述の記事でも示されていた
①換気の悪い密閉空間
②多くの人が密集
③近距離での会話や発声が行われる
この3条件を避けると言うことは現実的に可能なのでしょうか?
正直、私はそれがものすごく疑問です。
まず、②と③については、通常の学校の通常の教室で通常に授業を実施すれば、満たされてしまう条件です。
特に、最近の学習指導要領では、学びあいだとか話し合い活動とかが重視されます。
ある課題について、班で話し合い、意見をまとめましょう……どこの学校でも、行われて当然の活動です。
ですから、②と③を回避するのは不可能でしょう。
①についてはどうでしょうか。
教室の窓を開けて、換気を励行する、それは可能ですが、それが限界でしょう。
地域にもよりますが、まだ肌寒い地域もあるはず。
「窓は常時完全解放」というのは無理があると私は考えます。
ほかにも、再開に当たってのチェックリストが挙げられています。
そのなかに
「児童・生徒などと教職員の毎朝の検温、かぜ症状の有無などの確認を行う準備ができているか」
というものがあります。
これ、毎日、全員に対して朝の会で検温をしろということですか?
多くの学校において、体温計は各クラスに1つ程度配備されています。
それだと、1クラス40人、一人の検温に1分かかるとして、40分かかります。
朝の健康観察だけで授業1時間分の時間が吹き飛ぶ計算なのですが、これについては文科省の方はどのようにお考えなのでしょうか。
先日、自粛が要請されている情勢下にもかかわらず、K-1の大会が開催されたことが話題になりました。
格闘技なんて、不要不急の娯楽ではないか……そういう意見も多かったと聞いています。
確かに、(私もそうなのですが、)格闘技に興味が無い人間にとっては、不要不急でしょう。
ところが、あの興業で生計を立てている側からしたら、不要不急とは言い難いはずです。
実際に、自粛ムードのせいで廃業に追い込まれたホテル等も耳にしました。
そのような事情を踏まえると、K-1の強行開催については、かなり大きな情状酌量の余地があると私は考えています。
学校についてはどうでしょうか。
学校を再開しなくても、別に子どもたちの生活は脅かされません。
学力保証を、と言いますが、情勢が落ち着いてから長期休暇をつぶして学校活動をやれば良いだけだと私は思っています。
子どもたちのストレスが……という意見も聞こえますが、学校がないことで鬱病になったり自傷に走ったりしてしまうほどの強いストレスでしょうか?
以上の理由から、私は4月の例年通りのタイミングで学校を再開するのは時期尚早だと思っております。
ところが、正式決定ではもちろんありませんが、再開の方向に動いている雰囲気を感じます。
とても危険だと思っています。
欧米のように爆発的に感染が拡大してから、再度休校→外出禁止令、なんてことにならないと良いのですが。
この件について、皆さんの意見をお聞かせください。
アンケートフォームはこちら。
新学期からの学校再開に向けて文部科学省は政府の専門家会議の提言を踏まえてガイドラインを作成しました。その詳しい内容です。
3条件重複 徹底的に避ける
ガイドラインでは、保健管理などの徹底として、これまで集団感染が確認された場に共通する、
▽換気の悪い密閉空間で、
▽多くの人が密集し、
▽近距離での会話や発声が行われるという3つの条件が同時に重なる場面を学校において徹底的に避けるため、換気の徹底や近距離での会話などの際のマスクの使用など具体的対応を明示しています。(後略)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/9d/b902c8a3a784c37386a4fde5cf0f9b99.jpg)
(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200324/k10012347031000.html?utm_int=news_contents_news-main_003)
一次情報は文科省が示しているこちらの通知なんですけど、正直、読む気しないと思うので、先ほど紹介したNHKのもので良いかと思います。
ちなみに、これはあくまで文科省が示したガイドラインです。
これを受けて、実際に再開するか、それとも休校を延長するのかを決めるのは、各自治体の教育委員会になります。
ただ、このようなものが示されたということは、「十分に気をつけて再開の方向に向かっていってね」という示唆だと解釈することができます。
さて、先述の記事でも示されていた
①換気の悪い密閉空間
②多くの人が密集
③近距離での会話や発声が行われる
この3条件を避けると言うことは現実的に可能なのでしょうか?
正直、私はそれがものすごく疑問です。
まず、②と③については、通常の学校の通常の教室で通常に授業を実施すれば、満たされてしまう条件です。
特に、最近の学習指導要領では、学びあいだとか話し合い活動とかが重視されます。
ある課題について、班で話し合い、意見をまとめましょう……どこの学校でも、行われて当然の活動です。
ですから、②と③を回避するのは不可能でしょう。
①についてはどうでしょうか。
教室の窓を開けて、換気を励行する、それは可能ですが、それが限界でしょう。
地域にもよりますが、まだ肌寒い地域もあるはず。
「窓は常時完全解放」というのは無理があると私は考えます。
ほかにも、再開に当たってのチェックリストが挙げられています。
そのなかに
「児童・生徒などと教職員の毎朝の検温、かぜ症状の有無などの確認を行う準備ができているか」
というものがあります。
これ、毎日、全員に対して朝の会で検温をしろということですか?
多くの学校において、体温計は各クラスに1つ程度配備されています。
それだと、1クラス40人、一人の検温に1分かかるとして、40分かかります。
朝の健康観察だけで授業1時間分の時間が吹き飛ぶ計算なのですが、これについては文科省の方はどのようにお考えなのでしょうか。
先日、自粛が要請されている情勢下にもかかわらず、K-1の大会が開催されたことが話題になりました。
格闘技なんて、不要不急の娯楽ではないか……そういう意見も多かったと聞いています。
確かに、(私もそうなのですが、)格闘技に興味が無い人間にとっては、不要不急でしょう。
ところが、あの興業で生計を立てている側からしたら、不要不急とは言い難いはずです。
実際に、自粛ムードのせいで廃業に追い込まれたホテル等も耳にしました。
そのような事情を踏まえると、K-1の強行開催については、かなり大きな情状酌量の余地があると私は考えています。
学校についてはどうでしょうか。
学校を再開しなくても、別に子どもたちの生活は脅かされません。
学力保証を、と言いますが、情勢が落ち着いてから長期休暇をつぶして学校活動をやれば良いだけだと私は思っています。
子どもたちのストレスが……という意見も聞こえますが、学校がないことで鬱病になったり自傷に走ったりしてしまうほどの強いストレスでしょうか?
以上の理由から、私は4月の例年通りのタイミングで学校を再開するのは時期尚早だと思っております。
ところが、正式決定ではもちろんありませんが、再開の方向に動いている雰囲気を感じます。
とても危険だと思っています。
欧米のように爆発的に感染が拡大してから、再度休校→外出禁止令、なんてことにならないと良いのですが。
この件について、皆さんの意見をお聞かせください。
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