ベント(ジャケットの後ろ身のスリット)にも、いくつかの種類があります。
センターベント、サイドベンツ、フックベント、ノーベントなどが、一般的に知られております。
その違いは、時代時代に流行したジャケットのデザインにより異なります。
10数年前、ソフトスーツと呼ばれる胸回りの大きめのスーツが流行した際、裾廻りは
小さく体にフィットしておりました。ベントを切れば裾が開く為、ノーベント(ベントを
切らない)が主流でした。現在は、クラシコスーツといった胴周りのしぼれた、裾廻りの大きめの
スーツが主流になり、センターもしくはサイドの切り込みが一般的になっております。
センターベント サイドベンツ
<センターベントの由来>
1600年代、ヨーロッパのスーツはモーニングの様なテール(シッポの様な長い丈)がついており
ました。当時の交通手段は、馬です。騎乗する際、ベントを切らなければ、右か左に振らなければ
いけません。それでは、格好が悪い。センターに切れ目を入れることにより、左右に分けれます。
センターベントは、バックスタイルを意識して作られたと云われております。
<サイドベンツの由来>
1800年代になれば、テールがなくなり、現代の上着丈になります。
当時、貴族の間ではボート遊びが流行っており、彼女を前に乗せ男性が、ボートを漕ぐのです。
その際、センターでは前から見た時、裾が開きます。サイドに切れば裾の収まりがいいのです。
サイドは、フロントスタイルを意識して作られたと云われております。
(他に、サーベルを挿す為説あり)
現代社会では、もちろん自由です。センターまたはサイドで相手に失礼に当たる、決まりがある
そのようなことは、一切ありません。お好きな方をお選び下さい。
日々、色々接客しておりまして、一般的に多いのが、20代、60代以上の方は、センターベントが
多く、30代、40代、50代の方は、サイドベンツが多いように見受けられます。
私は、50代ですが色々なベントを楽しんでおります。皆様も、一つにこだわらず色々お試し下さい
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