Cube3で走るオーストラリアの旅2012

シドニー、メルボルン、アデレードそしてタスマニアを訪れ、夫婦のんびり旅行のエピソードや楽しみ方を伝えたいと思います。

Cube3で走るオーストラリアの旅 2012 灼熱のWhite Cliffs

2012年06月07日 | 旅行
2月14日(火)  第3編 灼熱のWhite CliffsからBroken Hillへ
 Cube3は200メートル程、走ると町をぬけBroken Hillに向かう道路にでる。WilcanniaからWhite Cliffsに来た時の道を左に見ながらさらに進むと未舗装の道路になったが路面は平らであり運転には問題ないように見えた。ここから300Kmの間、何事も起こらず運転が出来る事を願った。すでに夕方4時を過ぎておりBroken Hillに到着できる時間は10時を過ぎると予測した。太陽は未だ充分高い所にある。太陽が西に傾きかけてから地平線の中に沈み込むにはまだ4時間はある。
Cubu3はワダチのできた砂利道の石を跳ね上げながら進む。100kmで走行するとCube3のお腹にかなりの石が当たる為、私は速度を60km~70kmに減速した。道路も草木もカラカラに乾ききっている。道路の両側にEmu(イーミウ。エミウと発音してもAussieは分からない)が私達を待っているかのように並んで走りだす。しばらく一緒に走ると5、6匹のエミウがいきなりCube3の前を横切っていく。車に恐怖心がないのだろうか。その中の1匹は、横切った瞬間、道路の端の小高くなった所に足を引っ掛けたのだろうか、転んで足をバタバタさせていた。一度ひっくり返ると起き上がるのが難しいのだろか。その恰好を見て幸子と一緒に笑ってしまった。ここには多くの動物たちが生きている。ヤギ、羊、帰るところに迷ったのだろうか、牛を見ることもあった。砂利道から赤土の道になってきた。Australia内陸の赤土の道路を走る車の写真を良く見る。その時、私もその様な自然環境をドライブしたいと思っていた。やっと願いがかなったのだが「見る」と「する」ことは大違いでかなりハードなドライブである。赤土の道路は洗濯板のように溝があり高速の運転はCube3では難しい。ましてハンドルをしっかり握っていないとタイヤがどこを向くかわからない。幸子は「スピードをださないで」と声を張り上げていた。大雨の時は、この道はいたるところで寸断され、その川は
車の通行を妨げるのだ。水の流れにより道路はえぐり取られている。その場所に来ると下り坂のようになり又、登っていく、高低差約2メートル位あるが低い個所は洗濯板の状態ではなく赤いサラサラした砂地になっている。私達は川が出来た後、水が干上がった個所をいくつか通り過ぎた。White Cliffsを出て2時間程経過するが、すれ違う車は1台もなかった。はるか先を見ても車の気配はない。インフォメーションの彼が言っていた「May be Ok」と言ったことが少しずつ理解できてきた。
第4編へつづく


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