人は自分の頭で理解できない事について怖いと感じるものでお化けや価値観の違う人の考え方、原因の分からない痛み、死などがあります。死ぬとその後どうなるのか情報が無いので怖いと思ってしまいます。
人はいつか必ず死ぬと分かっていても何時なのかは分かりません。今が問題無ければ、このまま続いて欲しいと思ってしまいます。幸せな人は尚更です。
多くの権力者が不老不死の薬を追い求めたのも理解できます。
死後の世界があるのか無いのか分かりませんが私が全身麻酔で手術した時、3時間でしたが目が覚めるまで真っ暗で意識も記憶もありません。その状態が長く続くことが死だと思っています。
誰もが避けて通れない死について考えることが生きるということなのでしょう。
太田南畝 『昨日まで他人の事かと思いしが俺が死ぬのかそれはたまらん』
一休 『世の中は食べて稼いで寝て起きて後は死ぬばかり』
谷川俊太郎『人は自然の一部 木が枯れ枯葉が落ちるように老いていく』