pot-pourri ―ポプリ―

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キャラのおさらい[6]

2008年02月25日 | アリオン
映画『アリオン』に登場する主要キャラクターについての感想及び突っ込みコメントのその⑥です。
個人的趣味で語っていますので、その点ご了承くださいね。
※年齢設定などは『THE ART OF ARION』を参考にしています

いよいよ最後の一人です。
※あ。ピオとエリヌースの三人衆は省略です。あしからずm(__)m

実は私のとっておきのお気に入りキャラでもあります。

【セネカ】
年齢11歳。孤児。
家族構成や兄弟がいたのか?というのは知ることは出来ないけれど、ティターンをひどく恨んでいる様子なので、家族を殺されたか、争いに巻き込まれて亡くなったのだと思われます。
原作とは異なり、盗みを働きながら生計をたてているという設定。
前の歯が欠けているのは、そんな環境の所為?
小麦色の肌と赤いほっぺがキュート。
背も長身になり、顔も中性的にリメイクされたと思っていたら、映画のセネカは女の子でした。
そう思って改めて観てみると、口調もまんま男の子だし、女の子らしい素振りや仕草を見せたのは物語後半のアリオンのあの演説の後。
それまではみじんも女の子だなんて感じさせないんだもん、知らない人だったらすっかり騙されことでしょう。
唯一。物語前半、岩場でポセイドン軍の船の大群をまのあたりにした時にアリオンの傍らに寄る様子がちょっとだけ、っぽかったかしら。
当時は観賞前からネタばれしてて、どこでどうカミングアウトしてくれるのかとドキドキしていたんですよね。
なので、オリンポスに攻め入る前夜、思いに耽るアリオンに「冷えるから」と、マントを肩まで掛けてあげる心遣いと物腰を見て「ここでかー!」と思いました。
そしてその後セネカ、アリオンにすがって泣き出しちゃうし!
私ゃもー、わたわたしましたよぅ。
まさかこんな展開になるなんて!
セネカのそれは、ある意味『告白』だったわけですが、アリオン全く気づいていません。
もっとも、タイミングがタイミングだけに。ね。
振り返ってみても劇中アリオンは大忙しだったから、チャンスはなかったかなぁ。

『セネカは女の子としてアリオンのことが大好き』
でも悲恋で終わるのは明白。
嗚呼・・・なんて展開なんだろう~と、思っていたら、最終決戦のオリンポス宮殿内までセネカついて来ちゃって。
アリオンも「セネカ、来い!」とか言っちゃってるし。
それでそれで・・・あうぅ(/_;)
そもそも何故にセネカが女の子になったの?という疑問が湧きます。
安彦さんは『THE ART OF ARION』記載のインタビューで「レスフィーナは記号的なキャラクターだから今ひとつほのぼのとしてこない。もう少し血肉の通った関係となると、三角関係しかない。そう思ってシナリオの段階で最終的に女に変えたんです」と、話されています。
レスフィーナが記号的かどうかはさておき(だってよく分かんないし…)セネカとレスフィーナはお互いを知らないのだから三角関係が成立する、とは言い難いものがあるなぁと思いました。
果たして、セネカが失恋することによって、ほのぼのとしてきた?
※ナマ言ってすみません
もっとも、男の子のままだったらラストでのセネカの存在意義が薄くなってたかも、というのもチラッと思います。
原作でも感じましたが、クライマックスの決戦あたりでの扱いは辛いものがあります。
だから女の子にすることによって、ラストに華を持たせてあげる意味でも十分素敵な設定で、反論するつもりはないのです。
が。
なんでこうもうだうだ言ってしまうのかというと、アレはないでしょ。と。
セネカの胸を肌蹴けさせるのは仕方ないけど・・・だって隠し続けてもアリオンはきっと気がつかないから・・・(鈍いし…アリオン)
何故アリオンだけではなく、何故私たちにまで曝け出す必要があったのかしら?
と、思ってしまいます。
傷の手当ての為に着衣を裂いてセネカの胸を見たのはアリオンだけで充分なんですよう!
私たちにまで見せる必要はなかったんです。
隠そうとするセネカと、アリオンの驚き様を見れば、そしてセネカの「生きてちゃいけなかったんだよ!!」以降の台詞で私たちには解ります。
察しがつきます。
なのに、あんな自ら私たちに向かって胸を曝け出させるような真似を何故させたのか・・・。
女の子セネカの扱いに私は激しく不満です。
セネカはずっと男の子として生きてきたから、思い切りがいいから、というのを考慮に入れても、です。
『風の谷のナウシカ』でのラステルへの思いやりが、『アリオン』で見られなかったのが残念でなりません(涙)
今まで埋もれていたけど、コレ、本篇を観てからずっと感じていた正直な気持ちです。

ヘラクレスと結ばれるのなら、アリオン気付かずヘラクレス気付く、みたいにまとめても良かった・・・って、これは妄想(^^;

そんなセネカの一押しは、アリオンに往復ビンタ張って叱咤するとこ。
セネカがいなかったらアリオン確実に死んでたはず。
男前だなあセネカ。
女にしとくの勿体無いよ。
cvは田中真弓さん。
映画キャンペーンのデモ映像の中の自己紹介で「アリオン役の田中真弓です」と、言って会場の笑いを取っていた記憶があります。

以上で映画『アリオン』の主要キャラのおさらいはおしまいです。
セネカにこんなにも時間と文字を使うとは思ってもみませんでした。
本当に終始個人的感想に走ってしまスミマセン。
ここまで見てくださった方、ありがとうございました(*^▽^*)

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2 コメント

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アリオンへの愛! (上条あきら)
2009-04-14 08:32:36
樹乃枝さま こんにちわ~(*^_^*)

アリオンへの愛をすごくすごく感じました。ここまで語れるのも愛のなせる技です!
上条はまだ小説版を読んだことがないので
すごく読みたくなりました。
アリオンの足を含め、魅力もさることながら、セネカは本当にカワイイですよね。
男の子でも女の子でも。
映画版は ちょっと可哀想な役どころ・・?ではありますが、セネカの事を嫌う人はいないですよね。幸せになってほしいって思うキャラの一人と言いますか。ちっこいのに気丈に振る舞っている姿をみると、ムギュッと抱きしめたくなります(*^_^*)

上条は劇場版が先で後から コミック版だったのですが、アポロンの顔には驚きましたよ(笑)

ではでは~(*^_^*)
またおじゃましにきます~!!
返信する
ありがとうございます(*^^*) (樹乃枝)
2009-04-14 21:02:13
上条さん、いらっしゃいませ!!
来てくださってありがとうございます(*^^*)

愛…感じていただけましたか?(///)
嬉しいですーー!
この時期、某動画処で観てしまった映画の『アリオン』にすっかり夢中になってしまい、勢いに任せて一気に語ってしまいました;
連日よくやってたなぁ…と、我ながらちょっと呆れてます^^;

小説、是非ともゲットしてくださいませ!
アリオン好きな方だったらさくさく読めます。
一読の価値は十分にありますよ(o^-')☆
コミックとも映画とも違った流れで、楽しめます。
もちろん、安彦さんの表紙絵&挿絵も♪

セネカというキャラクターは、アリオンとはまた違った意味で大好きなんです^^
カワイイですよねー♪男の子でも女の子になっても。あ♪小説のセネカも抜群に可愛い子です(^m^*)
コミックでのセネカもアリオンのことが好きだったに違いないのですが、映画のセネカがまさか告白までするとは思っていなかったので、本当にビックリしました。
彼女は幸せになってほしいですねーー。私も願っています。
安彦さんはムック本で「あの二人は結ばれるんです」と、言われているのでその辺りは大丈夫のはずです。
ヘラクレスには全力で彼女を幸せにしてほしいですっ。

私はコミックからでしたので、映画での妖艶なアポロンには驚きました!!
コミック版の彼は二の腕がたくましくって、男っぽい感じですよね(*^^*)
レスフィーナにやられちゃうという結末は一緒ですが。
レスフィーナ強し^^;

コメントありがとうございました^^
また、お立ち寄りくださいね♪
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