pot-pourri ―ポプリ―

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野の花プチノート ピンク・赤

2013年07月27日 | 野の草花
春から秋にかけて、道端や草むらでふと目にする野の草花。
ケータイカメラで撮影した草花に、ほんの少し説明書きを添えてまとめてみました^^

花の色別に分けたものを順次upしています。
こちらのページは『ピンク・赤』です。
ピンク色は、『紫』や『赤紫』との線引きが難しいのですが、樹乃枝の所感や印象で決めて色分けしています。
※年号をクリックすると、画像のある過去の記事に飛びます

参考文献
『日本の野草・雑草』成美堂出版
『野山で楽しむ春の草花』河野玉樹・文/大室君子・絵 さ・え・ら書房

参考にさせていただいているサイト様
植物図鑑・撮れたてドットコム

『野草』

◇◇◇


2013年7月13日撮影。


2013年7月17日撮影。

ヒルガオ 昼顔 (ヒルガオ科)
[名前の由来]
アサガオと同じく開花時刻によるもの。アサガオは早朝に咲いてすぐにしぼむので「朝顔」。一方ヒルガオは一日中咲いているので「昼顔」と名付けられたそう。
撮影したのは薄いピンクですが、濃いめのピンクや白色のも見かけますね^^
よく似た花に『コヒルガオ』がありますが、葉の先端がやや丸っこいので、こちらはおそらくヒルガオだと思います(間違っていたらごめんなさい)
野に咲くやわらかな色あいのラッパ状のお花。夏の到来を感じさせてくれます。
[2010]

◇◇◇


2013年6月27日撮影。


2013年6月27日撮影。

ネジバナ 捩花 (ラン科)
[名前の由来]花穂がらせん状に捻じれていることから。
ピンクの小花が、らせん状に茎に巻き付いて咲いているという個性的な野の花。
明るめの花色ですが、周りの草に紛れて控えめにひっそり咲いているおしとやかさん。
なので、うっかりしていると見逃しがちです。
[2010] [2009]

◇◇◇


2013年5月22日撮影。


2013年5月22日撮影。

ヒルザキツキミソウ 昼咲月見草 (アカバナ科)
[名前の由来]昼に咲いていて、ツキミソウに似ていることから。
白と淡いピンクの色合いがとっても可愛らしくって、花びらがまるでお花のスカートみたい^^
やや大きめな花は存在感あり。たくさん咲いているのは壮観です。

◇◇◇


2013年5月16日撮影。


2013年5月31日撮影。

ムラサキカタバミ 紫傍食 (カタバミ科)
[名前の由来]花の色がムラサキであることから。
名前に「ムラサキ」が付いていますが…実際には可愛らしいピンク色、ですよね。なので、ピンクのムラサキカタバミってことになります。
昔は「ピンク」の色を表す言葉(和名)が無かったため、一番近しい色である「ムラサキ」と付けるしかなかったのでしょうか(「桃色」は果物の桃ですもんね)
春の盛りによく見かける花です。カタバミの仲間。薄めのピンク色が上品な印象です^^

◇◇◇


2013年5月7日撮影。


2013年5月9日撮影。

ノアザミ 野薊 (キク科)
[名前の由来]野に咲くアザミという意味。「アザミ」は、花に引かれて近づくと葉の棘にさされる、つまり「あざむく」から来た説等、諸説あり。
刺されると痛いトゲトゲはありますが、あでやかな紅紫の美しい花。
緑の草の中、ぱっと目を引く存在でとにかく目立ちます。なので見逃すことがありません。まことに綺麗なお嬢さんです^^
[2010] [2009]

◇◇◇


2013年5月6日撮影。


2013年5月7日撮影。

キツネアザミ 狐薊 (キク科)
[名前の由来]アザミに似ていて異なるのでキツネに騙されたようだという説と、毎年違った場所に姿を現すので、狐火のように動くということから。
薄桃色の優しい色合い。ノアザミよりも小ぶりで可憐な花です。
花は淡い色合いでおとなしめな印象ですが、すらっと長めの草丈で、よく目につきます^^

◇◇◇


2013年4月28日撮影。


2013年5月1日撮影。

イモカタバミ 芋傍食 (カタバミ科)
[名前の由来]地下茎に芋ができることから。
カタバミの仲間。
でも、花は黄色ではなく、目が覚めるような濃いピンク。
名前の芋(イモ)は、根っこのことで、花とは関係ないんですね。
一輪でも十分可愛い花ですが、沢山咲いているととても華やかで綺麗です。

◇◇◇


2013年4月29日撮影。


2013年4月29日撮影。

アカバナユウゲショウ 赤花夕化粧 (アカバナ科)
[名前の由来]午後遅くに開花して、艶っぽい花色を持つことから。だそうです。
『アカバナ』は赤い花、『ユウ』は夕方、『化粧』は美しい、ということのようです。
ですが実際には夕方でなくても花は咲いています。
※ちなみにupした画像を撮影したのは朝です
色っぽいネーミングですね。
確かに4枚花びらのピンクの花は、草むらの中でも目を引く存在です^^

◇◇◇


2013年4月20日撮影。


2013年4月25日撮影。

アカツメクサ 赤詰草 (マメ科)
[名前の由来]別名『ムラサキツメクサ』
紫色の花をつけるツメクサの意味。
シロツメクサよりもやや大きめの花。ピンクのポンポン♪
夏の終わりくらいまで道端を彩り、長い期間楽しませてませてくれる野の花です^^
※当ブログでは以前『アカツメクサ』としてupしていますので、『アカツメクサ』と表記いたします

[2010] [2009]

◇◇◇


2013年3月27日撮影。


2013年3月27日撮影。

カラスノエンドウ 烏野豌豆 (マメ科)
[名前の由来]花が野菜のエンドウに似ていて、全体が仲間の『スズメノエンドウ』よりずっと大きいので『カラスノエンドウ』と名が付いたそう。
※名前に『スズメ』が付くのは小さくてかわいい事を意味し、『カラス』が付くと大きい事を意味します
青々と茂った葉の中に咲くピンク(赤紫)の花が目を引きます。
うかうかしているとエンドウになってしまうので(笑)急いでパチリ☆
昔々、この実で笛を作って吹いて遊びました^^
[2010]

◇◇◇


2013年3月14日撮影。


2013年3月14日撮影。

ヒメオドリコソウ 姫踊り子草 (シソ科)
[名前の由来]小さなオドリコソウの意味。
日本在来である「オドリコソウ」と、花の付き方などが似ていることから。
頭に「ヒメ」が付くのは、小さいという意味だそうです。
ちなみに「オドリコソウ」の名前の由来は、花の様子を踊り子に見立てたものだそう。
優雅なネーミングに「ヒメ」が付いたことにより、可愛らしくなりました♪
シソ科の野の花らしく、葉っぱはシソっぽいです。
[2010]

◇◇◇


2013年3月8日撮影。


2013年3月8日撮影。

ホトケノザ 仏の座 (シソ科)
[名前の由来]茎の上のほうの葉の形が、ハスの花をかたどった仏さまの座る台に似ていることから。
寒さの残る早春から見かける健気な野の花。
カサついた道端にいち早く咲いて、華やかなに彩ってくれます。
※春の七草のホトケノザはキク科の『コオニタビラコ』のことで、本種ではありません
[2010]


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