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『ハリー・ポッターと死の秘宝』(吹替版)の感想【ネタばれあり】

2010年12月25日 | ハリポタ
映画『ハリー・ポッターと死の秘宝』を観ました^^
12月20日 火曜日。お昼過ぎの時間帯。
観たのは日本語吹き替え版です。

ようやく…ようやく観に行けましたっ!
初日は無理っぽいけど、11月中には行こう!と、月末に予定まで立てていたのですが…今回は諸事情により叶わず。
この師走の時期に、ひとりで観賞ということとあいなりました;
ま。お気楽に楽しめましたけどね。

今回も、前回の『謎のプリンス』と同様に、原作の事前の読みかえしをしませんでした。
というよりも、時間の折り合いがつかず原作のおさらいが出来なかった…というのが正解かな;
あ。あと、ガッツも足りなかったかも^^;

映画ハリポタシリーズもいよいよ最終章。
私自身、ハリポタ総まとめのつもりで準備万端の状態で臨もうと思ってたんです。
でも、『謎のプリンス』が、とてもいい具合に観賞できたということもあって、少々成り行き任せながらもそのまんま(素のまんま?w)頭に中をそれほどハリポタ脳にしないで臨むことにしました。

☆☆☆

みんながハリーのために協力し、尽くしてくれる。護ってくれる。
酷い怪我を負ったり、命を落としたり、息を潜めるような逃亡生活を強いられたり。
でも、肝心の分霊箱の在りかが分からない。謎だらけ。
はたして手に入れるも壊し方が分からない。
頼りのダンブルドアはもういない…。
霧の中を手さぐりで歩いていかなければならない情況。
苛立つハリー。ぶつけどころがどこにもない。
情報が乏しく、もどかしい。それでも、とにかく逃げ隠れする3人。
やがてちょっとした誤解が発端となって歯車がかみ合わなくなり、壊れていく友情…。

3人がぎすぎすしていく様子は、観ていて辛かったです;;
でも^^最後には絡まるようにハグし合う3人♪
うん!やっぱりトリオはこうでなくっちゃねっ!

二部構成のpart1ということもあってか、物語の進行は淡々としていたように思います。
中くらいの程度の盛り上がりがいくつかありましたが、全体的には平坦な印象。
普段のハリポタ映画にような駆け足感もなく、ゆったりしていたかな。
だって本当のクライマックスはpart2ですもんね。
全体的にやや単調?な印象も。

part1ということで…途中で切られるよね? どこで切られるんだろう~?というのが常に頭に中にありました。
今観ているこの映画のラストは本当のラストではないという先入観があり。
そんなこんなが入り混じって、わたし的には長く感じてしまいました。
いつもの『あっという間』感がない。

あと、ヴォルデモートの脅威はこれでもかこれでもかと伝わってきたのですが、分霊箱のくだり(目的とか、後いくつ?とかのあたり)はもう少し丁寧がよかったなぁ。と。
あ^^;これは、あまりにも頭の中を空っぽにし過ぎていたのが問題だったかな;
で、観賞後、原作の読みかえしを(拾い読みですが)したんですよ。そしたら…ロンの『ハーマイオニー』連呼が無い;とか。ハリーの「君は僕に借りがある!」で、気持ちが揺らぐぺティグリューとか。
映画では描ききれない部分が目についたりして。読まずに臨んで正解だったかなとか思ったり。
あー何だか矛盾してる;

『謎プリ』観賞後のようなすっきり感は得られなかったですが、続く…という意味では、すごく気を持たせてくれて、次に繋がる内容であったかな、と思います。

ん?やや辛口意見か^^;?

いえいえそれでも、楽しませていただきましたよ♪
ほどよく忘却術にかかっていた(笑)おかげで、バラけそうになったロンにギョッ!!となったり。
ハーマイオニーがハリーの顔に魔法をぶつけた時には一瞬「なんで!?」と思ったり。
こういうのもある意味、醍醐味かもw

容赦なく残忍で、なおかつショッキングなシーンもあり。
内容もこれまで以上に重く、哀しいシーンも盛りだくさん…。
でも、そんな中、ちょっぴり楽しませていただいたのが7人のハリーの場面でしょうか。
あとトリオが魔法省に乗り込む場面←ここ^^当の本人たちは必死だったでしょうけど、こちらは、ハラハラもしましたが、すごく楽しかった♪

さて、ここからは登場人物についての私的感想です。
全体を見渡しているわけではありませんので、あしからずですw

11歳児だったハリーたちはもうはや17歳の若者に。
みんなみんな、成長しました。
肉体的にも精神的にもおおきくなったし、使える呪文も増えました。特に姿あらわし呪文は大活躍でしたね!

ジニー。
『秘密の部屋』では、パジャマ姿をハリーに見られただけで大慌てで逃げ出していた、初々しくも可愛らしい彼女が…。
な、なんて大胆なっ!
いやはや^^;
おかげでハリーもめろめろだし。
キーワードは背中。

ロン。
『炎のゴブレット』とはまた違った意味での嫉妬。
わざと火消しライターで灯りを消すところは彼の心情をよくあらわしているなぁと思いました。
原作でも印象的だったロケットを壊す場面。映画でも天晴れでしたv
ロン、カッコよかったよっ(≧▽≦*)
あっでも、ロンが見た二人の幻影は…あれは、エロすぎ;;;;;
「あとたったの3つ!」
曖昧だった残りの分霊箱の数を教えてくれてありがとう!ロン(*^^*)
戻ってきてからの無条件同意には笑えましたw 彼も、文字通りめろめろだしw

ハーマイオニー。
今回ほど段取りのよさと、根回しの周到さ、そして聡明さをいかんなく発揮した回はないでしょう!
3人ともかなり頑張ってたけど、ハーさんのがんばりには頭が下がります。
ハリーとのダンスシーンはヨカッタ(*^^*)
お互い好きな子がいるし、なんてったってティーンだものね。うんうん♪
ハリーとハーさんはどんなことがあっても恋愛関係に発展しないというのが、これで決定的になりましたv
結婚式パーティでの深紅のドレスがステキでしたし、逃亡中の服装も何気におしゃれw(何枚も用意していたんだね~)
そんな最強かつ勇敢なハーさんですが、冒頭の忘却術シーンはすごく切なかったです;;

ネビル。
もしかしたら今回は1シーンのみの出番?
でも、彼、めちゃくちゃイケメンになりましたね!

ルーナ。
ハーさんが最強ならば、彼女は最高。
気遣いの言葉をさらりと言えてしまうところがステキ(*^^*)
でも、彼女にしてみたら気を使って言っているのではなく、素のままの言葉なのかもしれません。
ルーナの、あの独特の空気と雰囲気。好きだなぁ♪

お兄さんお姉さんもヨカッタです。それぞれいい味を出してて、脇を固めてくれてました。
フラー、ビル、フレッド&ジョージ。

ハグリット。
気絶しないでよーーーーー!
天井に頭をつかえるところでは思わず(笑)

ヘドウィグ。
原作とは違ったシチュエーション…。
勇敢だったんだね。
カゴに入ったままでなくてよかった。でもやっぱり哀しい;;

二人の屋敷しもべ妖精。
クリーチャー、なんだかんだ言っててもグッジョブ!
そして、ドビーも…。
ラストシーンというヤマ場ということもあってか、思い切り切なく哀しく描かれてて、打たれましたね…。
原作では、わたし的にはハリーの両親の墓を見つける場面がこのお話の中では最も切ない場面かと思っており、映画でも…と。
でも、小説と違って内面の描写を映画で描くのは難しいですもんね。
ドビーとのお別れシーンが一番哀しい場面となったようです。
実際すごく哀しかったです;;

ドラコ。
彼は結局、ワルになりきれないのではないでしょうか。
今回も…ヘタレというよりも、わたし的には好意的な印象^^

おっと忘れるとこだった!
ハリー。
キーワードはヒゲ;;;;;
映画館に入ってすぐに目に飛び込んできたのが、彼の大きな大きなついたて。
迫力でした。もちろんヒゲも大迫力;
まさかあの色白美人のハリー(ダニエル)が、こんなヒゲ面になるとは…。
あっ状況は分かってますよ!不自由な逃亡生活ですもんね。
でも、ロンはそれほどでもないのに;
さらに言うと、胸元もすごい^^;
それに彼の脱ぎっぷりの良さといったら、もーー(←なに言ってんだ私;)
とにかく、彼はヒゲが印象的でした(←え;)
いえいえ!
序盤のヤマ場、空を駆けるバイクでの逃亡劇はドキドキしました。ハリー、よくぞピンチを切り抜けました。
魔法省での尋問シーンでの彼が一番カッコよかったと思いますが、いかんせん、変身しているので見た目ハリーではなかったのが残念;(仕方が無いけど)
ハーさんと一緒のお墓の場面、ポリジュース薬で変身しなかったのはビジュアル的によい判断でしたね^^
分霊箱を破壊するという一番おいしいところをロンに譲ったところがステキでした。
でもpart1では若干まわりに流され、翻弄されていた感じのハリー。
彼の活躍はやはりpart2でしょう。

『死の秘宝』について。
3人兄弟にまつわる3つの死についてのお話。
ハリポタでアニメーションが出てきたのは初めてではないでしょうか!?
このアニメには思わず見入ってしまいました。
すごく印象に残ります。
やはり『絵』の効果って絶大ですね。
この場面、実写ではなくアニメにしたのは正解だったと思います。

さあ!探し求める分霊箱はあと3つ!
剣は手元にあるし、トリオの絆は再び固く結ばれたし、ラストでは仲間も増えました。
part2に期待!
来年の夏を心待ちにしつつ、part1の感想を終わります。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました^^

☆☆☆

映画『ハリー・ポッターと謎のプリンス』(吹替版)の感想はコチラ

原作『ハリー・ポッターと死の秘宝』(日本語版)の読後の感想はコチラ



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2 コメント

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狭く深くなんですよw (樹乃枝)
2011-01-12 21:11:16
de-noryさん、こんばんは^^

コメントありがとうございます!&恐れ入ります(*^^*)
思い入れ。
かなりありますね~。
一時期よりはグッと冷めておりますが(笑)今でも大好きな作品にかわりありません(^-^)

内容は…part1という感じでしたね。
映画鑑賞後に原作を拾い読みしたら、上巻~下巻部分を少し消化していました。なので残りは丸々一巻分よりも少なめ。
part2はより内容の濃いものになるのかも?しれませんね。

夏にはいよいよ大ラス!
待ち遠しいですねっ。
でも、小説もおしまい。映画もおしまいとなると、やはりちょっぴり寂しいです。

次回はダークで壮絶。そして幻想的で、ハッピーエンド?w
心待ちにしましょう^^♪
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思い入れ (de-nory)
2011-01-12 12:56:07
樹乃枝さん。こんにちは。

樹乃枝さんの思い入れがいっぱい詰まったレビューですね。

作品は、一応パート1なので、こんな感じでしょうね。
「次回を期待」といった所でしょうか。
いよいよ大詰め。
待ち遠しいやら、寂しいやら…。
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