シップ写真スタジオの運営する写真教室の雑記

管理人の運営する写真教室の記録

写真撮影の基本はF値を知る事から始まります。

2025-02-27 12:45:21 | 写真


私どもの写真教室にくる生徒さんのほとんどが、絞り値についての感覚が身についていない方が多いと感じています。
シャッタースピード・ISOは1段ピッチでしか調整できませんので、光の基準を理解するためにはF値が重要なのです。
絞りの1段ピッチはご存じですよね。
F1.4,F2,F2.8,F4,F5.6,F8,F11,F16,F22,・・・・・

これは絶対に覚えておかないといけない数字です。

絞りはピントを深くしたり、浅くしたりや収差の低減などで使う事はご存知かと思います。

ある程度写真が撮れるカメラマンは、絞り値を使い光の強弱を調整して撮影します。
これが、写真撮影をすると言うことにとって一番大切なことです。

光の強弱の見方
ISO感度・シャッタースピードを固定します。
見本写真の場合、ISO100  シャッタースピード1/125に固定

白バックでのモデル撮影です。
顔のF値11で背景のF値8の2/3締めですので背景の方が1/3段暗いと言うことになります。
ですので、白バックですが背景はグレーになると言うことです。
また、顔の正面 F値11で顔のサイドが F値16ですので、サイドライトが1段明るく
顔に調子が入ることがわかります。

この様に、画面内のいろんな部分の光の強さを知ることが、
どんな写真ができるかを撮影前から知るために必要です。
光のバランスを理解できれば、写真のイメージを変えることも簡単になります。
例えば、見本写真の背景を明るくしたければ、
背景に当たる光の強さを人物にあたる光の強さより強くすれば良いだけです。
余談にはなりますが、Amazonなどで背景255・255・255の白背景は
商品の明るさより明るい白背景ならOKと言うことです。

光の1段の違いは大きな差です。
1段差は大変大きな光の差があります。
繊細な撮影をするためには、半段ピッチや1/3段ピッチで光を考え、調整する必要があります。
シャッタースピードやISOは1段ピッチの調整しかできないので絞り値での調整となります。

F値は光のバランスを見るための基準となる数値であることがわかりましたでしょうか。
普段から被写体の周りの明るさを気に留めながら撮影するだけでも、写真撮影のレベルは上がると思いますし
どこに補助光を入れれば、効果的かがわかってくると思います。


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