風の陣でにぎわう当市は、朝から気持ちのいいあおぞらが広がっていました。
今年は豪雪で、いつまでも雪が消えず、春になると山が気になり、そわそわする母も、タイミングを逃したようで、例年になく、「山行き」が少なかったです。さらに、今まで一緒に出かけていた友人たちが、高齢になり、健康を損ねたり、老人施設に入所したりで、同行者を見つけられなくなったのも一因です。
そこで、にぎわう海辺ではなく、腰の思い娘を誘って(拝み倒して)の「山行き」になりました。
残念ながら、山は、雪消えとともに、一斉に草丈が伸びたようで、お目当てのわらび、ぜんまいは、容易に見つけられず、早々と帰宅しました。
それでも、「山はいいねぇ。季節は、雪に負けずにやってくるんだねぇ。」と。
収穫したわずかなわらびを早速した処理し、重曹を溶かした熱湯に浸して、ふたをしていました。
わらびの調理は、それぞれのご家庭で工夫されていることでしょうね。我が家では、沸騰したたくさんのお湯の中に重曹を溶かし、火を止めてから、洗ったわらびを入れ、ふたをして、一晩冷蔵庫に保管。翌日、水を替えて、冷蔵庫に。あくが抜けた頃適当な長さに切り、「花ちゃん(塩漬けの切り昆布)」でまぶして食べるのが一番のお気に入りです。
鮮やかな緑色で、しゃきしゃきとした食感は、姪たちにも大好評です。
初夏の山は、蝶たちの楽園でした。