銀座なう⇒大地震⇒帰宅難民・・・・体験記デス。

☆東日本巨大地震　帰宅難民　災害　　災害　　避難　　ツイッター　☆

地震被害を受けられた方々をはじめ、
ご家族・ご親戚が被災地にいらっしゃる皆さまへ、心からお見舞いを申し上げます。

また、救助活動・避難場所での作業にあたられていらっしゃる皆様。
ありがとうございます。遠い場所から応援することしかできずに申し訳ありません。
がんばってください！！

そして、１１日に遠距離を徒歩で帰宅された皆さま、
自宅から遠い場所で不安な一夜を過ごされた皆さま、お疲れ様でございました。

ワタシも、銀座で地震に合い、新橋で一夜を過ごした“帰宅難民”のひとりデス。
当日の体験を残しておきたいと思います。
何かしらのご参考としていただけましたら、幸いデス。

長文でスクロールが大変で恐縮ですが(のでココにも貼りますが）・・・
文末に「義援金」と「災害時に役立つライフレシピ」のリンクを掲載しました。
見ていただけるとウレシイです

2011.03.11　11：32　携帯から「銀座なう～」とブログ投稿したワタシ。

銀座５丁目のレストランで、お友達と優雅なランチタイムを過ごしていました。

　　　　　

　　　　　　
銀座5-7-19　銀座フォリービル8Ｆ　銀座イタリアン　リストランテ　ポルトファーロ　2000円ランチコース



食事が終わって、銀座ノア　カフェ　さんへ移動した直後、あの地震が起こりました。
　　　
銀座5-8-5 B1　　銀座ノア　カフェ

ちょうど、このマンゴージュース（６００円）を２口ほど飲んだ時です。
　

ぐらん・・・ゆさゆさ・・・・


「あれ？？？？　なんか揺れてない？　揺れてるよね？　地震・・・だよね？」

ガタン・・・グラグラグラ～！！



「まだ揺れてるよ？　ココ、地下なのにこんなに？　え？外出る？　出た方がいい？！」


　キャーーーー！！まだ揺れてる～！　すっごい大きいよーーー

外へ続く階段を上る途中、足元がふらふらして、クラクラして、すっごく怖かったです


表に出ると、通りの中央にたくさんの人が集まっていて（車はもちろん停車してます）、
不安げにビルを見上げておりました。



左右に大きくビヨンビヨン揺れているビルって・・・初めて見ました。



動画も撮ってみましたが、この頃にはすでにおさまっていた感じなので、揺れはわからないと思いますけど・・・


動画の終わりに入っているのは、自宅の息子さんにすぐに電話した友人の声です。

「え？ぐちゃぐちゃになった？」

なんでも、食器戸棚の扉が開いて食器が割れて、家の中が大変なことになっているということで・・・



すぐに家に電話をかけた友人は、機転がききますね。
その様子を見て、慌てて主人や子どもに電話をしたときには、すでに混線状態でして・・・
きりまるは、まったくつながりませんでしたから。



とりあえず、皆、すぐに家に帰ろう！！



ということになりまして、地下鉄よりは地上を走るＪＲで・・・ということで、
同じ方面の友人と一緒に３人で新橋駅に向かったのですが・・・



当たり前といえば、当たり前ではあるのですけど、電車が動いてないんですぅ～


どうしましょう？？？



しばらくは、ＪＲ新橋駅・烏森改札内のＴＶモニターで、呆然とニュースを眺めておりました。


震源地は東北地方太平洋沖（宮城？）。　マグニチュード８以上。　東京でも体感震度は５以上。　
電車は、ＪＲ・私鉄各線で運行停止。復旧の目処は立たず。



どうしよう？歩いて帰るか？



町田-新橋間・・・・急行電車に乗っても、ゆうに１時間はかかる距離。
国道246号をえんえんに歩けば帰れるかしら？
何時間かかるかな？。。。。うう。。。考えたくない～


そんな中、目に入った津波警報。
「沖縄県」がマッカッカに点滅してるのを見たときには、心臓が一瞬止まりましたーーー！！


実は、高２の長男が修学旅行で沖縄にいたのでございます。
あいかわらず電話は不通。メールの返事も返ってこない・・・

大丈夫なのか？沖縄ーーー！！


沖縄の津波警報を見たとたん、大丈夫だろうと思っていた次男や主人も急に心配になってきました。

中学にいるはずの次男はどうしているかしら？
この日に限って、早々に下校してる・・・なんてことはないよね？
まだ、学校にいるのよね？

主人はどうしているかしら？　やっぱり電話もメールもつながらないけど。。。。

家はどうなっているのかしら？まさか、火事で燃えているなんてことは？！



きりまる家の家族割・・・はドコモです。
一緒にいた友人は、すでにご主人やお子さんと何度も連絡が取れていたので、
新橋エリアでは、ａｕの方が強かったみたいです。
（しばらくして、家族とはメールで連絡がつきました。皆「大丈夫」！！良かったデス～）



しばらく友人と相談した結果、歩くという案は却下。
新橋で電車の復旧を待つ覚悟を決めました。
時間的には、午後１６時前くらいだったでしょうか。


とりあえず、駅の階段にチラシを敷いて座ってみましたが・・・
寒い・・・ひどく寒い！！　とても長時間、過ごせそうにはありません。
で、移動決定。


まずは、コンビニで、必要と思われるものを買いました。


お弁当・菓子パン・お茶・携帯の充電器・電池・カイロ・お菓子



帰宅難民となる場合、まず食料・飲料の確保は大事ですね。
この時点では、まだ売り場に商品が残っていましたが、レジはかなり混んでいました。

この後、夜20時前に２店舗ほコンビニをのぞいた時には、
菓子パン・おにぎり・お弁当の類は完売状態となっていましたし、
深夜には、アルコール＆おつまみの類も何も残っていなかった・・・ということですから、
泊り込みを決め込んだ皆さんが「酒でも飲まなきゃ、やってらんねー」と思われたということですね～


また、この日は穏やかな晴天であったため、薄着だった友人は上着の購入を余儀なくされました。
買うつもりのなかった厚手のカーディガンに１万円・・・・イタイ出費ですぅーーー！！
きりまるも、コンビニでアンダーシャツ（メンズの肌着）を買いました。
さすがにババシャツはありませんでしたので～



お買い物が終わって、さて、どこに行きましょう？？？


知人の提案（メールでもらった）で、向かった先は「ＴＶ局のロビー」です。
情報も早いし、追い払われることもないだろう・・・と。
思ったとおり、ロビーには結構な人が集まっておりまして、
皆、中央に置かれたＴＶでニュースに見入っておりました。


暖房が効いている・情報が得られる・トイレがある・ソファに座れる・スタバもある！！


良かったーーー！！・・・そう思いつつ、２時間くらいは座っていたでしょうか？


オバサンですから。。。
だんだん座っているのが辛くなってきて、やはりホテルにでも泊まろうか？・・・と、
ホテル検索を始めたその矢先デス。ＴＶの警備の方に声をかけられてしまいました。



「ずいぶん長いこと座っておられるようですが、関係者の方ですか？
　　　　　そうでなければ、お引取りいただけませんか？！」



ひゃーーーー！ご迷惑になっているとは、全く思っていませんでした。
そういえば、だいぶ人も少なくなっていましたケド。迷惑なのね・・・？！


ああ・・・思わず「悪女」の冒頭部分を歌ってしまいましたよ。

「ホテルのＴＶ局のロビーもいつまで、いられる訳もない～」


検索をかけたホテルは全滅・・・
ここを追い出されて私達、今度はドコへ行きましょう？？？？
さっき、烏森口で取材のカメラをまわしていたくせに～！！今日くらいおいてくれたっていいじゃん・・・

そう思ったら、なんだかちょっと腹だたしく思えてきまして（←自分勝手）、
思わず、恨みがましいつぶやきをツイートしてしまいましたけど。。。



ここではじめて、ツイッターが便利だということに気が付きました！！

携帯では、電話もメールもイマイチ使えない状況が続いていましたが、
ツイッターは使えました。


タイムラインで見ていると、「避難場所」「帰宅難民受け入れ場所」
「おにぎりの配布」などなど・・・つぎつぎと有用な情報があがってきています。

すごいぞ、ツイッターーーー！！





もしもまだ、↑アカウントをお持ちでない方は、すぐに登録されることをオススメいたします。



ツイッターの利便性に気づくのと同じくらいに、
日ごろお世話になっている企業さんが、新橋にあることに気づきました。（←もっと早く気づくべき？）



「社員さん、まだ残っているよね？　電話してみようよ～」


ああ・・・ウレシイ！！助かりました～！！
顔見知りの社員さんをはじめ、仕事仲間が数十人、会議室に避難されているとのこと。
もちろんワタクシ達も、受け入れていただけるということでーーー！！

ありがたや～




ビルの入り口には、なんと社員さんが立って待っていてくださいました。
Ｈさん、寒い中、ありがとうございました！！


暖かい部屋・ニュースが見れるＰＣ・携帯の充電器・沸かしたお湯・インスタントラーメン
カーペットやキルティングマット、差し入れられたブランケットも多数。


本当にありがたかったです。
そして、集団でいられるというのは、心強いものですね。

余震がくるたびに、皆でビルの外に避難したり、電車の運行状況などの情報をシェアをしたり。




この会議室で、銀座で一緒に食事をした友人達の半数は、徒歩で帰宅を果たしたことを知りました。
２２時くらいだったでしょうか？
銀座から、皆８時間くらいは歩いたということで・・・母は強い！！（←ワタシも母だけど、根性ナシです）



そして深夜。。。あれは、何時頃だったかなぁ～
ＪＲは朝７時までは確実に運行中止・・・ということでしたが、私鉄は次々と運転が再開されておりました。

帰ろうと思えば帰ることはできそうだ。
でも・・・たびたび余震で揺れる中、地下鉄に乗っても平気だろうか？

外は寒い。そして暗い。
また途中で止まってしまったりしたら、今度はドコに身を寄せる？！


結局朝６時を過ぎて、完全にあたりが明るくなるまで地下鉄に乗る決心がつかず、
それでも、ＪＲが動き出したら新橋駅は大変な混雑となるに違いない・・・それは嫌～
ということで、６時過ぎに、そそくさと帰路につきました。



銀座線・千代田線・小田急線・・・と、夜中ずっと運行されていたせいか、
各電車内の混雑振りはいつもと同じくらいだったのには助かりました。
疲れたカラダにスシヅメ状態はキツイですからぁ～
（さすがに急行は混んでいましたけど、我慢できる時間でしたので）


代々木公園を抜けて、地上に出たときは「ああ・・・助かった！」マジでホッとしてしまいましたデス。
あと３０分もすれば、ようやく念願の我が家に帰れます。早く帰りたいぃ～



ようやく家に着いたのは、朝８時を過ぎたころでした。
書斎の本やファイルは、散乱してすごいことになっていましたが、
それ以外はワイングラスが１対割れた程度ということで、思いの他被害が少なくて良かったです。



長々と書いてしまいましたが、今回の帰宅難民体験で得た教訓は、次の通りです。


地震が起きた時は、間をおかず即座に大事な人に電話をするべき。
（すぐにならかかります。でも、無事を確認したらすぐに切ってね。）

一人での行動は極力さけて、仲間と行動を共にするべき。
（ひとりは心細いです）

帰宅できないとわかったら、食事と飲料を確保するべき。
（腹が減ってはイクサはできぬ？！）

自宅徒歩圏内に、様子を見てくれる・子どもを預かってくれるような「お友達」を作っておくべき。
（家に両親“大人”が帰宅できない場合、子どもだけでは心配ですから）

電話・メールが役に立たないときは、ツイッターを利用するべき。　　



もしも今回、お世話になることができる場所が見つかっていなかったとしたら、
きっとツイッターで情報を得た受け入れ先である「築地本願寺」や「都立高校」へ
向かっていたのではないか？と思います。ですので、ツイッターってすごい・・・と実感しました。

ただ残念なことに、デマも多くツイート（チェーンメールも）されているということで。。。
「事実無根」なつぶやきに、翻弄されないように注意することが必要なようでございます。

消火活動が続く千葉県市原市のコスモ石油千葉製油所の火災で、「有害物質が飛散する」として
外出などを控えるよう求めるチェーンメールが出回り、千葉県などは１２日、
「事実無根」として注意を呼び掛けた。
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20110312-747659.html

ネットでの情報交換が活発、半面デマも…
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20110311-747382.html

　



また、今後停電は避けられない事態であるということで、
店舗では、防災用品（懐中電灯・電池・保存食・水）が、ほとんど完売状態です。

きりまるも店舗めぐりをして何も買えなかった主人に指示されて、
本日、ネットで以下の商品を購入しました。
いつ届くのか？その点がちょっと心配ですが、amazonではまだ在庫があります。

購入したいけど買えなかった・・・と言う方は、とりあえず注文されてみてはいかがでしょうか？

昨夜、注文キャンセルのメールが来ていましたー！
　　ごめんなさい！ネットもダメですー！！どうしよう？！

ライテックス(RITEX) LEDセンサースリム ASL-020 新品価格 ￥1,260から(2011/3/13 14:55時点)

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友人から依頼のあった「防災グッズ」の検索結果もコチラに記載しておきます～
防災グッズ


ちなみにこちらが、ただいまランキングNO.1の懐中電灯

GENTOS(ジェントス) LEDライト パトリオ 【実用点灯12時間】 GP-4BK 新品価格￥730から(2011/3/13 14:53時点)

最後になりますが。
「義援金」を送る手段はいくつかあるとは思いますが、
きりまるは先ほど、わずかではありますがgoo募金から募金をさせていただきました。
多くの方のご協力いただけたらいいな・・・と思います。
被災地の一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。　


東北地方太平洋沖地震被害に対する支援について - goo 募金




また、教えて！goo ライフレシピには、有用な特集も組まれていました。
読んでおけばなにかしら役立つのではないか？と思われますので、
ぜひご一読になってみてくださいねー！

50km先の自宅まで徒歩で帰るための心得
災害時に役立つライフレシピ