父親死亡の真相を求めて 街頭で署名を集める女性
【新唐人2012年6月23日付ニュース】中国で13年間続いている法輪功(ファールンゴン)に対する迫害。当局は法輪功学習者に対し、"肉体を消滅させ、名誉を毀損し、経済から断ち切る"政策を実施しています。一方、中国各地では最近、法輪功学習者を支持する民衆の行動が目立ち始めています。近日、黒龍江省の23歳の女性が、刑務所で不審な死を遂げた父親のために、街頭に出て署名を集め始めました。わずか2週間で15000人の署名と拇印が集まり、今でも増え続けています。
今年23歳の秦栄倩さんは13歳のときから父親と離れ離れになりました。9年が経ち、まもなく一家団欒を迎える直前、突然父親の死が伝わってきました。秦さんは公開書簡を書き、署名を集める方法で、一家が受けている迫害を暴露しました。
秦さんの父親・秦月明さんは法輪功を修煉していることを理由に佳木斯刑務所に長年監禁され、迫害を受けていました。刑務所の中でも最も残酷と言われる"特訓隊"に入れられ、わずか6日後に突然死亡。遺体は傷だらけでした。
家族の元に死亡の知らせが届いたのは、2011年2月26日でした。まもなく出獄するはずだった46歳の秦月明さんが、"正常に死亡した"と刑務所から知らされました。同じ時期、佳木斯刑務所では、他の二人、やはり法輪功修煉者の劉さんと於さんの死亡情報が伝わりました。二人もやはり"正常な死亡"だというのです。
納得のいかない秦栄倩さん姉妹と母親は、佳木斯刑務所や地元検察院、佳木斯検察院、人民代表大会、政法委員会、陳情事務所 などの各部門に奔走し、父親の死亡原因の究明を求めました。
2011年8月5日、佳木斯刑務所は"秦月明は正常死亡に属するため、賠償はしない"との決定を下しました。一方、秦栄倩さんの母親と妹は陳情が原因で一年半の不当な判決を受け、強制労働収容所に入れられています。
当局の不作為を目の当たりにして、秦さんはあえて街頭で署名を集める決意を下し、父親殺害の元凶を裁き、母親と妹の釈放を呼びかけています。
秦さん一家の処遇は多くの市民の同情を受け、支持の署名はわずか半月で15800人を超えました。今でも、署名は増え続けています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2012/06/20/atext719998.html.(中国語)
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